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東京都、婚活支援「AIマッチング」開始

東京都は、パートナーをAIが紹介する「AIマッチングシステム」の提供を開始する。ブラウザ版での提供で、アプリ版の準備も進められている。

価値観診断テストをもとに、AIが相性の良い相手を紹介するシステム。'23年度時点では「TOKYOふたりSTORY交流イベント」などに参加した人への先行提供で、アンケートを通じて意見を集約、機能面などを改善して、'24年度の本格稼働へ繋げる。

入会条件は、「結婚を希望する18歳以上の独身」、「東京都内に在住・在勤・在学」、「インターネット接続可能なスマートフォンやパソコンを所有し、自力で操作できる」、「先行利用に必要な団体コードを持ち、アンケートに協力できる」のすべてを満たす人。

登録に必要なものは、写真付き本人確認書類(パスポート、運転免許証、マイナンバーカードなど)、独身証明書、年収を確認できる書類(源泉徴収票など)、プロフィール掲載用写真、誓約書。独身証明書は本籍のある区市町村で取得でき、郵送でも請求可能。誓約書はシステム内でダウンロードできる。

安心して活動できるよう、独身証明・収入証明・本人確認書類のほか面談による本人確認を徹底するとしている。面談は、入会申込後に会員マイページから面談予約をして、オンラインで行なう。その後、会員マイページからプロフィール登録や必要書類のアップロードを行なう。そのほか、任意でEQアセスメント(価値観診断テスト)を受検する。

パートナー紹介のほか、専門スタッフがオンラインで婚活の悩みや心配事の相談に対応する。

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システム内では、希望条件で相手を検索することも可能。マッチングした後は、連絡先の交換やメッセージのやり取りをすることなく、システム上で待ち合わせ時間や場所を決められる。オンラインお見合いも可能。

明治安田生命によるアンケート調査において、出会って1年以内に結婚した夫婦の出会いのきっかけは、「マッチングアプリ」と「職場の同僚・先輩・後輩」の2つが同率25%でトップとなっていることから、4人に1人がマッチングアプリで結婚するという時代背景に合わせて、AIマッチングシステムを提供。結婚に関心があっても「アプリの利用が不安」「どうやって婚活をしたらいいかわからない」という人の婚活を後押しする。