ニコニコ、プレミアム会員料金値上げ　月額790円に

ドワンゴは、ニコニコのプレミアム会員料金を2024年3月1日より改定。従来の月額550円から、月額790円に値上げする。値上げに際し、2024年2月から4月までの3カ月間は、ニコニコポイント200ptを毎月配布する。

年額払いの場合は従来の6,600円から7,900円に値上げするほか、WebMoneyやLINE Payで購入できる90日チケットも従来の1,760円から2,370円に値上げする。Apple ID/Google Playでの定期購入も対象で、月額は従来の720円から990円に、年額は従来の6,800円から9,900円に値上げとなる。

なお、値上げ後の年額払いの金額は、月割換算で月額払いの料金を下回るように設定されている。

また、Apple ID/Google Playの定期購入機能での新規登録の場合は、2024年1月31日から価格改定となる。

値上げについては、「昨今、各種コンテンツ調達費や円安によるインフラコストを含むニコニコ運営全般に関わる原価の高騰が続く中で、サービスの成長に向けた投資を同時に行なっていくためには、効率化や経費削減といった運営努力のみでは現行の価格を維持することが難しい状況となりました」と説明している。

2月29日23時59分までの期間限定で、年額払いで新規登録(月額払いからの乗り換えも含む)すると、Amazonギフトカード1,000円分、ニコニコポイント1,200pt、ニコニ広告チケット1,200ptの中から好きな特典を選べるキャンペーンも実施する。

合わせて、12月から2024年3月にかけて、ニコニコ動画、ニコニコ生放送でアップデートの実施を予告。

ニコニコ動画では、12月4日より、30分以上6時間以下の長さの動画でも最高1,080p画質で変換・視聴可能になる。なお、対象の動画は4日のアップデート後に投稿されたものとなっている。

また2024年3月1日には、エコノミーモードを廃止。プレミアム会員は、いつでも最高1,080p画質、一般会員や未ログイン状態では最高720p画質で視聴できる。

ニコニコ生放送では、2024年2月中旬に、ユーザーレベルに応じて、プレミアム会員は最長24時間、一般会員は最長12時間までの放送が可能になる。また2月下旬には、ユーザーレベル40以上の放送者の番組のタイムシフト公開期間を7日間から60日間に延長するという。

時期未定のアップデートとして、モデレーター機能(放送者から指名された視聴者が、放送者の代わりに「モデレーター」として番組内のコメントを管理できる機能)、放送者が番組サムネイルを指定できる機能も予告されている。