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南船橋駅直結「三井 ららテラス」を見てきた 36店舗+大規模広場
2023年11月28日 18:26
三井不動産は、11月29日にグランドオープンするライフスタイル型商業施設「三井ショッピングパーク ららテラスTOKYO-BAY」の内覧会を実施した。全36店舗が出店するほか、イベントなども実施できる約5,000m2の大規模広場を備える。
ららテラスTOKYO-BAYは、船橋市が実施した「JR南船橋駅南口市有地活用事業」の事業者公募において三井不動産が選定され、開発された2階建ての商業施設。隣接地にIKEAがあるほか、周辺では2024年春開業予定の大型多目的アリーナ「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」や分譲住宅などの開発が進められている。
ららテラスは駅から接続するデッキを通じて、IKEAやららアリーナ 東京ベイ方面への動線上にあることから、周辺の各施設へとつなぐゲートウェイ施設として位置づけられている。
また近隣には、ららぽーとの1号店「ららぽーとTOKYO-BAY」をはじめ、商業施設「ビビット南船橋」、物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋」等があり、三井不動産にとっては縁のある場所でもある。
ららテラスは、帰りがけに足を運びたくなる施設を目指し、生活利便性につながるスーパーや100円均一ショップ、ドラッグストア、書店などを展開。また、ヘアカットやフィットネスジム、学習塾、クリーニング店、クリニック、ダンス教室など、日常生活で利用する店舗を備える。
また、「GiGO」がカフェ&バー/アミューズとして出店。千葉ジェッツ公認店舗として試合開催日には千葉ジェッツの試合を放映するほか、千葉ジェッツ公式グッズを販売する。
飲食は、関東初上陸となるタイのコーヒーチェーン「Café Amazon」や、精肉店直営の「焼肉DINING大和」、家族でも一人でも利用できる「ガスト」などが出店する。
フードコートも備えており、「粗挽き ぎゅうばーぐ 大和亭」「JOTO CURRY(上等カレーの別業態)」「どうとんぼり神座」「韓美膳」「ミスタードーナツ」の5店舗が出店する。フードコートの座席は約320席で、屋外テラスも用意。全店舗テイクアウト対応で、広場での食事もできる。
店舗以外に、開発敷地面積の約3分の1を占める約5,000m2の大規模広場空間「MIXI FUN PARK」を整備。天然芝生広場と多種多様な中高木、ドッグランエリアや遊具広場を備える。広場では、フードフェスやスポーツのパブリックビューイングなどのイベント実施を予定している。なお、広場の名称は千葉ジェッツの親会社のMIXIが取得している。命名権不使用時の広場名称は「LaLa terrace Green Park」。
内覧会時の説明会では、船橋市の松戸徹市長が登壇。「この場所は2013年に県から譲り受けた土地で、当時はただの原っぱでバス乗り場やタクシー乗り場は駅から離れていた」とかつての姿を説明した。
今後については「1万人規模のららアリーナ開業により多くの人が行き来するようになる。ロジスティックパークのところには三井不動産に1.5haの公園を作っていただき、そこに国際基準のスケートリンク『アイスパーク船橋』がある。船橋競馬場も2023年度末にリニューアルが完了する予定で、ららぽーと側に向かって公園のような作りになる。市としては南船橋を回遊性の起点とし、新しいまちのエネルギーを生み出す場所にしていきたい」と期待している。
ららテラスとの連携の面では、船橋市観光協会のインフォメーションセンターを設置。こういった取り組みにより、船橋市の魅力発信に努める。
ららテラスの所在地は、千葉県船橋市若松2-2-1。敷地面積約16,740m2、延床面積約11,200m2、店舗面積約8,200m2。駐車台数は約8台。