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サム・アルトマン氏、OpenAIのCEOに復帰

サム・アルトマン氏

OpenAIは22日、サム・アルトマン氏がCEOとして復帰すると発表した。アルトマン氏がCEOとして戻り、元セールスフォース・ドットコムCEOのブレット・テイラー氏が会長となるほか、元米財務長官のラリー・サマーズ氏、Quora CEOのAdam D'Angelo氏が新たな取締役会を構成する。

17日にOpenAIの取締役会は、アルトマン氏のCEO職を実質解任。その後、アルトマン氏の復帰の動きを見せ、19日にはアルトマン氏のMicrosoft加入が発表されていた。しかし、アルトマン氏はMicrosoftではなくOpenAIにCEOとして復帰し、新たな取締役会が構成されることとなった。

アルトマン氏は、復帰にあたり、「OpenAIを愛している。この数日間のことは、すべてチームとOpenAIのミッションを団結させるために役立っている。日曜日の夕方にMicrosoftに参加することを決定したとき、私とチームにとって最善の道であることは明らかだった。新しい取締役会とサティア(Microsoft CEO)のサポートにより、OpenAIに戻り、Microsoftとの強力なパートナーシップを構築することを楽しみにしている」とXに投稿している。

17日に取締役会 会長の退任が発表され、その後「退社する」としていたOpenAI共同創業者のグレッグ・ブロックマン氏も「OpenAIに戻り、今晩からコードを書く」とXに投稿している。

Microsoftのサティア・ナデラCEOは、「OpenAI理事会の変更に励まされている。より安定し、十分な情報に基づいた、効果的なガバナンスへの道の最初の重要なステップであると我々は信じている。サム、グレッグと話し合い、OpenAIが今後も繁栄し、そのミッションを確実に発展させていく上で、OpenAIのリーダーシップ チームが果たすべき重要な役割を担うことに同意した。我々は、強力なパートナーシップを構築し、この次世代AIの価値を顧客やパートナーに提供できることを楽しみにしている」と述べている。