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川崎アリーナシティ、メインアリーナは1.5万人収容 京急川崎駅前に28年開業

1階構成イメージ図 メインアリーナ、サブアリーナ兼ライブホール

ディー・エヌ・エーと京浜急行電鉄(京急)は、共同で開発を進める「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」について、建設予定地面積の拡張が決定し、メインアリーナの最大想定収容人数が当初計画から5千人増の15,000人規模になると発表した。2028年10月の開業を目指す。着工は2025年を予定。

場所は京急川崎駅隣接地で、建設予定地の面積は約13,640m2。当初予定していた約11,670m2に、新たに約1,970m2が加わった。

ロケーション(出典:プロジェクト公式サイト)

同プロジェクトではメインアリーナのほか、17階建ての商業棟でホテル、スパ(温浴施設)、フードホール、サブアリーナ兼ライブホール等を展開。メインアリーナはDeNA傘下のプロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」のホームアリーナとなり、2028-29シーズン(2028年10月開幕)から使用する。バスケットボール開催時の最大収容可能人数は12,000人規模。

断面構成イメージ
3階構成イメージ図 プラザ、フードホール、スパ
4階構成イメージ図
6階構成イメージ図

アリーナシティのうち、メインアリーナを多摩川側に、商業棟を京急川崎駅側に建設する計画。商業棟は10~17階にホテル、レストラン、3~8階にスパ、フードホールを設置する予定で、屋上は様々な活用方法を検討している。

サブアリーナ兼ライブホールは1~2階に設置。最大2,000人規模の音楽ライブ等、様々なイベントを開催できるスペースとする。バスケットボール試合開催時の練習場としても使用される。

商業棟およびメインアリーナの正面玄関(プラザ)は3階で、商業棟の4~6階もメインアリーナと接続する形式となり、3階のプラザを中心に、イベントや試合等の興行時にも利用可能なスペースとすることを計画している。

メインアリーナおよび商業棟の用途構成および規模の概算値をもとに、経済効果.NETの協力により施設完成後の年間の経済波及効果の算出を行なった結果、およそ1,273億7,000万円になったという。

プロジェクトの基本設計者は久米設計、アリーナのボウルデザイン等はOVERLAND PARTNERS(オーバーランド・パートナーズ)、外装デザインはMOREAU KUSUNOKI(モロークスノキ)に決定。オーバーランド・パートナーズは、アリーナのボウルデザイン、アリーナ内のVIPルーム等のホスピタリティ施設、商業棟をはじめとするアリーナシティ内の施設全体との連携やUXデザインを担当する。