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麻布台ヒルズ 24日開業 日本最高330mタワーと六本木ヒルズに匹敵するスケール
2023年11月20日 19:12
森ビルは、11月24日に開業する「麻布台ヒルズ」の内覧会を実施した。森JPタワー、2つのレジデンス棟、ガーデンプラザA~D、中央広場で構成される街区で、店舗は24日に94店舗がオープンした後も順次開業し、2024年には計150店舗展開となる。
中央広場を街の中心にした広大な街区
麻布台ヒルズは区域面積8.1haに及び、「六本木ヒルズに匹敵するスケールとインパクトを持つ」としている。所在地は東京都港区虎ノ門5丁目、麻布台1丁目および六本木3丁目の各地内。東京メトロ日比谷線の神谷町駅と同南北線六本木一丁目駅のほぼ中間に位置し、神谷町駅直結、六本木一丁目から徒歩4分。敷地面積は約63,900m2、延床面積は約861,700m2。約6,000m2の中央広場を含む緑化面積は約24,000m2。
中央広場を街の中心に据え、オフィス、住宅、ホテル、商業施設、文化施設、インターナショナルスクール、慶應義塾大学予防医療センターなどにて構成。ホテルは、アマンが手掛ける新ブランド「JANU」の第1弾となるラグジュアリーホテル「ジャヌ東京」が、レジデンスAに入居する。なお、レジデンスBは現在建設中。
中央広場は約320種の植栽が広がるほか、菜園、果樹園など人の営みとの関わりを意識した緑づくりを行なっている。また、中央広場や森JPタワーにはパブリックアートが展示されている。
64階建ての森JPタワーに住戸、オフィス、商業など
森JPタワーは64階建て、高さ約330m。54階から64階までの高層階が住戸、5階から52階がオフィス、低層階が商業施設となる。また、5階に予防医療センターが設置される。森JPタワーの高さ330mは日本一の高さのビルとなる
オフィスの基準階面積は4,800m2。南東方向に東京タワー、北東方向に10月に完成した新街区「虎ノ門ヒルズ」、南西方向に六本木ヒルズを見ることができる。
33階と34階には約3,300m2の、入居企業とその従業員が街全体をワークプレイスとして使うための拠点となる施設「ヒルズハウス」を設置。33階にワークスペースやカフェテリアなどを備えた会員制エリア「メンバーズラウンジ」や、レストラン「Dining33」、34階にセミナーや企業イベントなどが可能な「SKY ROOM」を設置する。
森JPタワーの地下1階から地上4階では、商業施設「タワープラザ」を展開する。地下1階がライフスタイル・カフェ、1階がレストラン・カフェ、2階がファッション・雑貨・ジュエリー、3階がライフスタイル・レストラン・カフェ、4階が書籍・ライフスタイル・カフェ・コンビニエンスストア・メディカル・フィットネス・郵便局・ATMとなっている。
レジデンスAの1階と2階にも店舗が設置される。
ガーデンプラザでは文化・アート施設も展開
麻布台ヒルズでは全体で面積9,300m2の文化施設を展開。文化発信の中核として美術館仕様の施設・設備を備えた「麻布台ヒルズギャラリー」を、ガーデンプラザAの地下1階とMB階にて開館する。
麻布台ヒルズギャラリーは施設面積約2,300m2、展示面積約700m2。開館記念展として、麻布台ヒルズのパブリックアートも手掛けた「オラファー・エリアソン展」を実施する。
ガーデンプラザBの地下1階では、森ビル デジタルアート ミュージアム「エプソン チームラボボーダレス」が2024年2月上旬にオープン予定。お台場パレットタウンからの移転オープンとなる。
ガーデンプラザの商業施設は11月24日にレストラン、スイーツ、ビューティーショップ・サロンなどがオープンするほか、2024年1月下旬に「麻布台ヒルズマーケット」、2月以降にエルメス、カルティエ、ブルガリなどのラグジュアリーがオープンする。
麻布台ヒルズマーケットは、中央広場の地下に位置するガーデンプラザCで展開。約4,000m2の大規模なフードマーケットで、厳選された食材や東京の食文化、美味しく健康的なライフスタイルの提案を通して、食の本質的な豊かさや楽しさを提供する。
出店店舗数は34店で、生鮮、総菜、グロッサリー、ワインリカー、スイーツ、フラワーなど。
そのほかガーデンプラザDでも商業施設を展開している。