ライブドアバンク、24年春開始　メディア連携でEC・金融強化

ライブドアは、2024年春を目途に新たなECサービス「livedoorショッピング(ライブドアショッピング)」と金融サービス「ライブドアバンク」をスタートする。

ライブドアは2022年にミンカブグループが買収し、ミンカブの金融サービス/メディアとライブドアを連携させて、月間利用者規模1億人のメディア事業などを展開。新たなショッピングサービスと金融サービスにより、マネタイズを本格化する。

「livedoorBlog（ライブドアブログ）」を始め、スポーツ・金融情報/資産形成・エンタメ・グルメなどのバーティカルメディア、3,000万人を超えるSNSフォロワーをもつ「livedoor NEWS(ライブドアニュース)」などと連携。新たなマネタイズポイントを複合的に展開していくとする。

11月10日にはMVNOサービスの「livedoor MOBILE(ライブドアモバイル)」を開始。さらに、専門ニーズに対応するECサービス「livedoorショッピング」、トランザクションの決済基盤である金融プラットフォーム「livedoor BANK(ライブドアバンク)」を順次展開する。

ECサービスの「livedoorショッピング」は、ネットプライスが提供するECプラットフォームを活用。基本的なEC業務をOEM型で運用し、少額の初期投資で本格的なEC事業に参入する。また、自社バーティカルメディアと「livedoor NEWS」の情報拡散力により、多額のマーケティングコストをかけずにユーザー訴求できる点も特徴とする。

「ライブドアバンク」では、住信SBIネット銀行の「NEOBANK」を活用。こちらも少額な初期投資と運営費で銀行代理業への参入が可能とする。また、ライブドア親会社のミンカブ・ジ・インフォノイドの金融ソリューション子会社ミンカブソリューションサービシーズ(MSS)による金融サービスの技術力とノウハウで、内部開発並びに運用を支援するという。

こちらもLivedoor NEWSや自社バーティカルメディアにより、効率的に販促展開。MSS子会社のミンカブアセットパートナーズが提供予定の資産形成層向けサービスとの連携を図るなど、グループのリソースを活用した事業展開を図る。