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コクヨ、肩・腰・背中をサポートするチェア「エアフォート2」「デュオラ2」

デュオラ2(写真中央)

コクヨはオフィスチェアの新モデルとして、腰部や骨盤を支えるサポート機能を搭載した「AIRFORT2(エアフォート2)」を12月20日、姿勢変化や体格差に合わせて調整可能な独自のメカニズムを搭載した「Duora2(デュオラ2)」を2024年1月5日に発売する。価格はエアフォート2が138,600円から182,200円(税別)、デュオラ2が91,800円(税別)から。

エアフォート2

エアフォート2は、従来モデルの「エアフォート」で搭載されていた、腰部を支えるエアランバーサポートに加え、骨盤を支えるポスチャーサポートシートを搭載している。

エアフォート2

エアランバーサポートは、腰を支えるパーツであるランバーサポートにエアバックを採用。最適な圧力で腰にフィットし、背骨形状の個人差や姿勢に関わらず安定して腰をサポートするという。座ったままのレバー操作により空気圧の調節ができる。

ポスチャーサポートシートは骨盤を支える面形状に設計。ベース層とクッション層の2層構造により、安定した姿勢の保持と包み込み感を両立し、体圧分散を適正にすることで長時間の着座でも快適な座り心地を保つとしている。

これら2つのサポート機能により骨盤の前滑りや後倒れを防ぎ、背骨のS字形状を支え、姿勢の崩れによる肩や腰への負担を軽減する。

エアランバーサポート(左)、ポスチャーサポートシート(右)

座面は通気性と放熱性を考慮し、空気が通る横スリットを設置したウレタンクッションに加え、ダブルラッセルクロスを採用している。

デザインについては、背もたれやランバーサポート、脚羽根の各所にメッキ加工やポリッシュ仕上げを施している。従来のデザインは踏襲しつつ、ハイグレードな空間にも調和するようブラッシュアップ。背座の寸法を広げつつ、各部分のディテールを見直し、より洗練された雰囲気に仕上げている。

カラーはブラック、グリーン、ネイビー。本体のバリエーションはヘッドレスト付きタイプ、スタンダードタイプ、肘なしタイプ。

デュオラ2

デュオラ2は、独自開発した背もたれ調整機能を搭載した「デュオラ」をベースに、より多様なワーカーにフィットできるようリニューアルしたモデル。

デュオラ2

リニューアルでは、腰部から背中にかけてのサポートをレバーで簡易調節することができる「ペルビックアジャストサポート」において、前傾姿勢での腰部サポートを強化。ペルビックアジャストサポートは、レバー操作により3段階で背もたれの下部が前後に可動する、腰部全体を背面から積極的にサポートして骨盤の後倒れを防止する機能。デュオラ2では体重移動を感知して、座面の前傾・後傾を自然に切り替えるオートチルトメカニズムを新たに搭載し、前傾姿勢においても背骨のS字形状を保ちやすくした。

可動肘は肘当て部分が前後に大きくスライドでき、前傾、アップライト、後傾のそれぞれの姿勢に対して身体に沿った位置に調節が可能。体格に合わせてそれぞれの軌道で、より多くの人が最適な位置で肘掛けを活用できるよう、サポートポジションと操作性の向上を追求している。

また、ヘッドレストは従来の30度の角度調節に加えて、上下昇降による50mm(6段階)の範囲の高さ調節ができるようになった。これにより、体格や作業姿勢に合わせて後頭部を適切にサポートし、肩や首への負荷を軽減する。

張り地の風合いとカラーバリエーションもリニューアルし、張り地はカジュアルで柔らかい色味の全10色、本体はホワイトグレーとブラックの2色をラインアップする。本体のバリエーションはヘッドレスト付きタイプとハイバックで、それぞれメッシュタイプとクッションタイプを用意する。