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UCC、飲まないコーヒー「YOINED」 コーヒー豆をまるごと粉砕
2023年10月26日 20:41
UCC上島珈琲は、日本初の独自製法による飲まないコーヒー「YOINED(ヨインド)」を11月1日に数量限定で発売する。価格は6枚入り2,700円。
“究極のコーヒーの香り”を追求した商品。飲むのではなく食べることで、コーヒーの香りの余韻を味わえるとしている。
YOINEDでは、コーヒー豆を抽出することなく、まるごと粉砕して香りとともに閉じ込める独自製法を採用。焙煎したての香りが口から鼻腔に伝わり、鮮烈な香りに浸れるという。コーヒー製品の袋を開けた瞬間や、コーヒーショップの芳醇な香りに、鼻から香りを吸い上げる体験のような、香りの余韻に浸る時間を提供する。
主な原料はコーヒー、コーヒーオイル、植物油脂、砂糖で、カカオ豆は含まれていない。
ラインアップは「CRAZY BLACK」と「MELLOW BROWN」の2種類。CRAZY BLACKのコーヒー豆配合量は40%。約23粒分のコーヒー豆が1枚に凝縮しており、鮮烈なコーヒー体験を得られるという。MELLOW BROWNのコーヒー豆配合量は15%。カフェ・オレのようなコーヒーとミルクの調和による豆本来の香りを特徴としている。
開発では、飲むコーヒーではすぐに失われてしまう香りを長く、深く感じられるようにする方法を、UCCイノベーションセンターの研究者が20年以上も考え続けたという。
着目したのは「豆の粉砕方法」と「製法」で、硬く、油脂の粘りもあるコーヒー豆を-196℃で凍結して粉砕することで、香りの劣化防止と口溶けの良さを両立。また、カカオ豆からチョコレートを作る過程をヒントに、粉砕した豆とコーヒーオイルを油脂でコーティングし、フレッシュな香りを保持することを実現した。
口にして噛んだ瞬間に広がるコーヒーの鮮烈な香りと、飲み込むときに口から鼻に抜ける香気により、口から溶けてなくなった後も香りの余韻が続くとしている。
販売期間は11月1日から2024年3月末で、なくなり次第販売終了。UCCカフェメルカードなどUCCの全国11店舗、UCC公式オンラインストアで販売する。