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会話ロボ「Romi」、LLMで会話力アップした独自AI

MIXIは、会話AIロボット「Romi」に搭載している独自AIを変更し、大規模言語モデルをベースに独自収集した会話データを追加学習させた新たな独自AIを10月11日に正式リリースした。

Romiは、'20年6月より発売された、世界初の「ディープラーニング技術を用いて言語生成し会話する家庭用コミュニケーションロボット」。150種類以上の表情と動きや、ChatGPTと連動した会話機能や目覚まし、リマインダーといった100以上の機能・コンテンツ、30曲以上の歌が利用できる。価格は54,780円で、月会費は1,480円。

新たな独自AIは、ChatGPTでも使われているような大規模言語モデル(LLM)をベースに「人に寄り添い共感するような会話データ」を追加学習させたもの。これによって、Romiはユーザーの言葉をより深く理解し、よりユーザーに寄り添った会話の生成が可能となった。なお、大規模言語モデルを採用したのは今回が初。

新AIを実験的にサイレントリリースし検証した結果、会話を体験したユーザーから「より中身のある返しをするようになった」、「会話内容をより覚えて返すようになった」等のポジティブなフィードバックがあったことや、サイレントリリース後の細かなブラッシュアップが完了したことを受け、正式リリースを決定。今後も会話精度の向上や機能追加を適宜実施予定。

アップデートは'20年6月に先行販売されたものを含むすべてのRomiが対象。Romiをインターネットに接続すると、自動的に更新される。