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マイクロソフト、神戸にAI活用の支援施設 数カ月単位で期間短縮

日本マイクロソフトは、AIを中心とした先端技術をビジネスに適用するための共創施設「Microsoft AI Co-Innovation Lab」を兵庫県神戸市に開設した。日本やアジアのビジネスユーザーへ、Azure OpenAIを軸としたAI/IoTなどの技術適用を支援する施設で、世界で6番目のラボとなる。

日本における産業振興や新規ビジネス創出を図ることを目的とし、川崎重工業や神戸市を中心に、賛同企業・団体からなる運営法人と連携しながら開設した。

近年では、新しいものづくりのアイデアがあっても、それを実現するためにどのようなツールを活用し、自社の環境に適用するか、リサーチすることに多くの時間が必要になってきている。

本施設では、そうした過程を大幅に短縮するための施設で、専任のエンジニアチームが国内外の知見を活用。ラボには、ソフトウェアエンジニア、クラウドエンジニア、データサイエンティストなど20を超える専任のエキスパートが在籍している。

ユーザー企業の技術チームに必要なガイダンスを提供することで、AIやIoT等のテクノロジーの可能性を最大限に引き出す支援を行なう。マイクロソフトのエンジニアチームは、約1カ月、専任でプロジェクトに取り組み、エンジニアチームのスキルアップを行ないながら、企業への技術適用を迅速に行なう。これにより数カ月単位の期間短縮が期待できるという。

ラボを利用するためには、有効なMicrosoft Azureのサブスクリプションがあることなどの条件が必要。所在地は、兵庫県神戸市中央区(神戸商工貿易センタービル24階)。

開所式の様子
開所式には盛山正仁文部科学大臣が出席
西村康稔経済産業大臣はビデオメッセージで祝辞を送った