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G-SHOCK 目的地を指し示す新型マッドマスター登場

カシオ計算機は、「G-SHOCK」の新作として、「MUDMASTER」(マッドマスター)シリーズの「GWG-B1000」を10月13日に発売する。Bluetooth電波ソーラーの腕時計で、価格は121,000円。

新たな外装と機能を備えた、マッドマスターのフラッグシップモデル。荒野を走破する「オーバーランダー」スタイルにヒントを得て、オフロード車やサバイバルギアの質実剛健なイメージでデザイン。多パーツ構成、多面体フォルム、大口径ダイヤル、大型ボタンなどにより、堅牢性、操作性、視認性を追求し、実用性とデザイン性を両立させた。

新たな設計が施される外装は、上下のベゼルガードやフロントボタンガードにステンレスを採用。左右のサイドボタンガードはカーボンファイバー強化樹脂製で、異素材パーツを組み合わせたガード構造を新たに開発している。

ベゼル加工は鍛造加工で成形したパーツからガード部分のみを削り出す手法で製作。フロントボタンガードは粉末状の金属を射出成形するMIM(メタルインジェクションモールディング)成形で複雑な造形を精密に仕上げている。表面にはDLCコーティングが施され耐摩耗性を高めた。

マッドマスターシリーズの特徴である防塵・防泥構造に耐振動構造を加え、過酷な使用環境にも耐える構造。トリプルセンサーを搭載し、方位、高度/気圧、温度計測に対応。方位計は秒針が北を指針するほか、サブダイヤルの3時位置に搭載された小針はアプリで設定した地点の方角を指針するロケーションインジケーター機能も搭載。目的地の方向を確認できる。マッドマスターの「GG-B100」にも搭載されていた機能だが、目的地を示す小針が360度回転できるようになったことで実用性を高めた。9時位置のサブダイヤルは左側にインジケーターが設けられ、高度差、気圧差などの数値を針で示すようになっている。

時計の向きが変わっても、小針が目的地を、秒針が北を指し示し続けるロケーションインジケーター機能
アプリで目的地を設定

ベゼル、ケース、バンドの主な樹脂パーツはバイオマスプラスチックを使用。モジュールをカーボンファイバー強化樹脂製ケースで保護するカーボンコアガード構造を採用している。風防は反射防止コーティングが施されたサファイアガラス。

Bluetoothでスマートフォンと連携、「CASIO WATCHES」アプリで、自動時刻修正や自動高度補正、ワールドタイムなどの各種の設定が可能。時計の高度とスマートフォンのGPSで取得する経路を組み合わせて位置を記録する「ミッションログ」や、時計のボタン操作で現在地をアプリに記録する「ロケーションメモリー」、ロケーションメモリーの記録位置やアプリの地図上で設定した任意の場所の方位・距離を時計側で示す「ロケーションインジケーター」なども利用できる。

耐衝撃構造、 防塵・防泥構造、 耐振動構造で20気圧防水。ソーラー発電、電波受信による時刻修正機能、日の出・日の入り時刻表示機能、ワールドタイム、ストップウォッチ、タイマー、時刻アラーム、フルオートダブルLEDライトをそれぞれ搭載する。

大きさは58.7×52.1×16.2mm、重さは114g。

GWG-2000(左)との比較
GWG-B1000-1A、121,000円
GWG-B1000-1A4、121,000円
GWG-B1000-3A、121,000円