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高機能な無料動画カメラアプリ「Blackmagic Camera」 iPhone用
2023年9月18日 08:30
Blackmagic Designは15日、iPhone向けの動画カメラアプリ「Blackmagic Camera」を提供開始した。App Storeで無料で公開されている。iPhone用のアプリで、対応OSはiOS 16.6以降。
映像制作で広く使われるDaVinci Resolveや同社のカメラ製品と、Blackmagic Cloudで連携し、iPhoneで撮影した動画の共同作業を簡単に行なえるようにする高機能なカメラアプリ。
カメラの撮影画面(ヘッドアップディスプレイ/HUD)には、ステータス、収録パラメーター、ヒストグラム、フォーカスピーキング、レベル、フレームガイドなどを表示。オートフォーカスは、フォーカスしたい領域をタップすることで実行でき、16:9または縦長のアスペクト比で撮影可能。メディア管理用のタブも用意され、Blackmagic Cloudへのアップロードやチャット、高度なメニューへのアクセスに対応する。
HUDでは、レンズの選択、フレームレート、シャッターアングル、タイムコード、ISO、ホワイトバランス、ティント、ヒストグラム、オーディオレベルなどのカメラコントロールを用意。露出の設定はISOインジケーターで、オーディオレベルはオーディオメーターに触れて変更できる。HUDの非表示も選択可能。
Blackmagic Cloudもサポートし、Blackmagicのソリューションを使うエディターやカラリストと簡単にメディアを共有し、共同作業が行なえる。
映像コーデックは、Apple ProRes、H.264(AVC)、H.265(HEVC)などから選択可能。10bit ProResファイルで4Kまでに対応し、Blackmagic Cloudへの直接収録にも可能。また、チャット機能を備えており、アプリ内でプロジェクトについての連絡や進捗確認が行なえる。
- 16:9または縦長のアスペクトレシオで撮影
- ステルスモードで携帯電話を縦に持ったまま16:9で撮影
- Apple ProRes、HEVC、H.264で収録。自動プロキシ生成に対応
- フレームレート、シャッタースピード、露出、ホワイトバランス、ティント、カラースペースのカメラコントロールに対応
- フォーカスアシスト、ゼブラ、フレームガイド、ヒストグラム、3D LUTモニタリング
- 時刻または撮影時間に基づくタイムコードを記録
- PCM、IEEE Float、AACのオーディオ収録。44.1または48 kHzのサンプルレート
- VU/PPMオーディオメーター
- 収録された全クリップをメディアタブでサムネイル表示
- クリップのプレビューにスクラブバー、長さ、タイムコード、ファイル名を表示
- Blackmagic Cloud/DaVinci Resolveとの統合
- iPhoneに収録、収録されたクリップを選択してBlackmagic Cloudを介して共有、自動的に同期
Blackmagic Cameraの主な機能
また、Blackmagic Designは、Lマウントの新たなカメラ「Blackmagic Cinema Camera 6K」など多くの新製品も発表している。