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三菱地所初のキャンプ施設が山中湖にオープン 約3万坪

三菱地所は、山中湖村にて建設していた同社初のキャンプ施設「キャンプ・アンド・キャビンズ山中湖」が竣工し、9月15日に開業した。運営は池上商事。

同社は長期経営計画において「サービス・コンテンツ提供領域への進出」を掲げており、同領域の事業としてキャンプ施設の開発を推進してきた。中央日本土地建物が保有する山林約3万坪を、三菱地所が賃借して企画・開発し、三菱地所初のキャンプ施設開発となる。

宿泊施設は、テントサイト105区画、キャビン・コテージ49区画。場内にはショップ、カフェ・飲食店、入浴施設(風呂・コインシャワー)、コインランドリー、ゴミステーション、キッチンなどを備える。キャンプ場面積は、99,897.38m2(周辺森林部分含む)。

コロナ禍を受けてキャンプ市場は拡大しているが、テントや寝具のレンタル、場内の統一した雰囲気作り、アクティビティやイベントなどの実施はニーズがある一方、キャンプ場運営会社が開発するには投資の負担が大きく、需給にミスマッチが生じていたという。

そこで、三菱地所は従来のキャンプ場では味わえない体験や雰囲気づくりを手掛けるキャンプ場を「コンセプト型キャンプ場」として企画。同社が投資・企画・開発を担い、キャンプ場運営会社と協業することで、キャンプ場事業を展開していく。

立地は東京都心から約100km、東富士五湖道路「山中湖IC」より至近で、キャンプ場からは富士山がのぞめる。キャンプ場近くの山中湖では、ボートやワカサギ釣りなど様々なウォーターアクティビティを楽しめる。「御殿場プレミアム・アウトレット」やテーマパークへのアクセスも良好としている。

所在地は、山梨県南都留郡山中湖村山中287-1。アクセスは、山中湖インターから車で約10分、高速バス「山中局入口」より徒歩で14分(新宿より2時間)。

利用料金は、テントサイトが5,000円~/区画(1家族)、キャビン(建物棟)が16,000円~/区画(1家族)。