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都心の大規模開発「三田ガーデンヒルズ」に緑豊かな「WEST HILL棟」
2023年9月13日 17:27
三井不動産レジデンシャルと三菱地所レジデンスは、港区三田一丁目で建設中の分譲マンション「三田ガーデンヒルズ」の第二期事前案内会を、9月15日に開始する。第二期では、8階建ての「WEST HILL棟」を新たに販売予定。案内会は完全予約制。第二期販売開始時期は11月、竣工は2025年3月を予定。
三田ガーデンヒルズは、敷地面積約25,000m2の旧逓信省簡易保険局庁舎跡地に、三井不動産グループと三菱地所グループが都心において、広尾ガーデンヒルズ以来38年ぶりに共同開発するガーデンヒルズ。総戸数は1,002戸。
同物件では太陽光発電設備や燃料電池の実装、全戸ZEH-Orientedの取得などさまざまな環境配慮施策を実施しているが、新たに販売するWEST HILL棟では、さらなる環境配慮への工夫を取り入れた。
住戸面積約56m2~約182m2までの豊富なプランバリエーションがあり、一部住戸には「大型テラス(平均面積約49m2)」と「大型ルーフバルコニー(平均面積約44m2)」を設置し、都心の住宅とは思えない豊かな外部空間を創出。中庭や建物の西側にも豊富な植栽等をレイアウトし、緑に囲まれた生活が楽しめることを特徴としている。
自然とのつながりをより身近に感じられるよう、WEST HILL棟では2つの自然調和型プランを新たに用意。
自然の力を活かしながら省エネ・CO2削減を実現する「カーボンニュートラルデザインプラン」と、多様な自然要素を住戸内に取り入れることで人間本来の活力を引き出すことを目的とした「バイオフィリックデザインプラン」の2つで、いずれもウェルビーイングの向上を目指したプランとしている。
自然の力を活かす「カーボンニュートラルデザインプラン」
カーボンニュートラルデザインプランは、三井不動産グループがCES2022で発表した「先進設備機器による創エネだけに頼ることなく、自然に寄り添った日本古来のすまいとくらしの知恵から導き出された建築的なプランニングの工夫」により一次エネルギー消費量削減率約53%を実現する。
同プランは、設備機器を用いて人工的に環境をコントロールするのではなく、“自然と調和し、その力を活かしながら快適に過ごす”という、日本家屋に見られるパッシブデザインの考え方にヒントを得た空間設計が特徴。住戸全体を空気が流れるよう、襖や障子からデザインの着想を得た「スライドドア」によって風の通り道を確保し、自然通風による温度低減を目指している。
また、内と外を繋ぐ縁側のような空間に、“空間自体を断熱層に見立てる”という考え方を取り入れた新たな中間領域「サーマルコンフォートスペース」が、外気温の温度変化によるリビング・ダイニングへの影響を抑制することが期待される。その他にも庇や簾のような、日射しを調整できる「オーニング」や「ブラインド」を設置した。
人間本来の活力を引き出す「バイオフィリックデザインプラン」
バイオフィリックデザインプランは、「人は本能的に生命を求める」「人は自然と触れ合うことで、健康や幸せを得られる」という考え方である「バイオフィリア」の概念に基づいたプラン。植物をはじめとした多様な自然要素を住戸内の随所で身近に感じられるようにすることで人間本来の活力を引き出し、住まい手の幸福度や生産効率等を改善させることを目指した。
空気清浄効果があると言われている植物を住戸内に積極的に取り入れることで、より健康に配慮した住環境を実現。三井不動産レジデンシャルのブランドコンセプト「Life-styling × 経年優化」と、三菱地所レジデンスのブランドコンセプト「一生ものに、住む。」を元に、自ら手をかけて育て、時間が経つほどに美しくなる本物の植物と寄り添ったバイオフィリックなくらしを提案する。
室内における植栽育成・配置の工夫を施しており、三井不動産グループの第一園芸と協働し、森のような豊かな自然を再現する多種多様な植栽の選定と、効率的な植栽レイアウトを提案する。没入型自然体感スペース「グリーンポケット」の設置により、外部空間のような豊富な緑量を確保。グリーンポケット内には給排水設備も設えることで、室内緑化のハードルを下げることを目指した。
また、「壁面緑化ユニット」と「ハンギングプランター」などの、“床置き”にとらわれないインドアグリーンによって、立体的に空間を演出する。
住戸内の各所において、連続的にインドアグリーンを感じられるよう「コミュニケーションラウンジ」には透過性のあるガラスドアを採用。コミュニケーションラウンジからはグリーンポケットを見通せるため、緑の連続性が空間に広がりをもたらすと同時に、家で過ごす室内の時間においても自ずと植物が目に入る機会を増やす。
また、複数の可動間仕切りによる可変性の高い空間構成が、多様なライフスタイルやライフステージの変化に応じた様々なニーズに対応する。
バイオフィリックデザインによる効果を最大限享受するために、植物による緑化演出のみならず、映像、環境音、照明、匂い、質感、味覚など、“五感”に訴える様々な仕掛けを用意。
映像・環境音は、風に揺れる緑陰や水面等の自然映像を投影可能な「ダウンライト型プロジェクター」により、“ゆらぎ”がもたらすリラックス効果が期待できる。また、窓のような高精細な「窓型スマートディスプレイ」は、臨場
感のある自然風景映像を映し出すとともに、画面自体がスピーカーとなり、迫力ある環境音の再生が可能なため、没入型の自然体感空間を演出する。
照明は、植物育成に適した太陽光の波長域を再現可能な「調光調色照明」によって、室内における植栽の維持・育成を補助。光のシーン設定と自動切り替え機能により自然光のうつろいを再現し、本来人間が持つ約24時間周期の生体リズムであるサーカディアンリズムの維持・補正をサポートする。同時に、色温度と光の色味調整による集中力アップや食欲増進効果等も期待でき、より健康に配慮した住環境を創出する。
匂い・質感・味覚に訴える仕掛けは、天然木を用いた「家具」、天然成分から抽出した「ルームフレグランス」、床材に用いた砂のようなやわらかな質感の「タイル」や、自家栽培のハーブなどを楽しめるグリーンポケットに設けた「インドア花壇」など、より身近に“五感”で自然を体感する仕掛けを随所に展開した。
ライフスタイルサポート企画
忙しい共働き世帯やシニア世帯に向けた、快適な暮らしを実現する「ライフスタイルサポート企画」も用意。家事サポートプランとケアホームアテンダントがあり、三井不動産グループが運営する入居者サービス「三井のすまい LOOP」における、提携会社へのヒアリングを踏まえて企画した。
家事サポートプランでは、玄関ドアの電気錠をアプリと連携させ、ハウスキーパー等の第三者に対して、時限設定された解錠権限をアプリ上で付与することが可能。不在時であっても指定された時間のみ、外部来訪者がスマートフォンを用いて住戸へ入出できる。
LDKやMBRなど、第三者の入室を制限したい部屋のドアに設けられた電気錠により、住戸内でセキュリティラインの設定が可能。スマートフォン一つで入室制限エリアを切り替えられる。
ケアホームアテンダントは生活密着型のサービスで、住戸内の簡易な清掃だけでなく、食材の購入からも依頼可能な料理代行、ネットオークションへの出品代行等、便利なサービスで日々の生活をサポート。
シニア層に向けたメニューとして、利用者との対話に重きを置いて日々の様々な困りごとの相談・手伝いを行なう、コミュニケーションケアサポートも用意し、ひとりひとりのくらしに寄り添ったサービスを提供する。
所在地は、東京都港区三田一丁目102番1。アクセスは、東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅徒歩5~7分、都営地下鉄三田線「芝公園」駅徒歩10~12分。
構造・規模は、鉄筋コンクリート造・地下2階、地上14階他。敷地面積は、25,246.57m2、専有面積は29.34m2~376.50m2。間取りは1R~4DK。