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Slack、対話型AIをネイティブ搭載「Slack AI」 新機能「リスト」

Slack AI

Slackは6日、ナレッジ共有に関する新機能「Slack AI」と「リスト」、「自動化」などを発表した。プロダクティビティ(生産性)プラットフォームとしてのSlackを強化していく。

Slack AIは、Slackの対話型インターフェースにAIをネイティブで組み込むことで、Slackユーザーであれば誰でもスマートに作業し、業務時間を短縮などを可能にするもの。

主な機能は、「チャンネルの要約」「スレッドの要約」「回答を検索」など。

「チャンネルの要約」では、全てのチャンネルで重要なハイライトが瞬時に表示。最も重要な情報にすぐにアクセスできるようにする。プロジェクトのチャンネルからステータスレポートを作成したり、フィードバックチャンネルから重要なテーマを抽出するなど、作業時間の効率化に活用できるという・

「スレッドの要約」は、ワンクリックで、会話を迅速に把握できるようにするもの。長くて扱いにくいスレッドの要点をまとめ、素早く追いつくことができるようにする。

「回答を検索」は、企業全体の専門知識と経験から、会話データやコンテキストを最大限に活用して情報を検索できるようにするもの。質問を入力すると、生成AIが検索結果に関連するメッセージ、ファイル、チャンネルを返すほか、要約も作成。「プロジェクトやトピックについて学びたい」、「社内の専門家を探したい」、「社内の手続きについて理解したい」といった質問の回答をSlack上で数秒で得られるようにする。

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なお、Slack AIが顧客データをモデルトレーニングに利用することはなく、Slackのユーザー企業間でデータが共有されることもない。Slack AIは今冬からパイロット版をリリースする。

自動化については「ワークフロービルダー」を強化。クリック数回でツールを接続し、Slack上で業務フローを自動化できるが、GoogleアシスタントやAsanaなどから提供されるコネクタを使って、数クリックで複数のツールを1つのワークフローに統合できる。カスタムアプリの構築や、新しい自動化ハブなども導入される。新しい自動化ハブは9月末から利用可能になる。

ワークフロービルダー
ワークフロービルダー
新しい自動化ハブ

新機能となるのが「リスト」。業務のトラッキングやリクエストの優先付けなど部門横断的なプロジェクトをコミュニケーションの流れの中で管理をする新しい機能となる。

プロジェクトのトラッキングでは、例えば新製品の開発やマーケティングキャンペーンなどにおいて、オーナーの割り当て、ステータスの更新、業務に関するディスカッションをすべて1カ所で行なえる。プロジェクト項目ごとに専用スレッドが用意されるため、業務の確認や会話のトラッキングが可能になる。進行状況をSlackで確認する「ローンチ管理」にも対応する。リストは、今冬からパイロット版をリリースし、2024年に一般公開予定。

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