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品川駅直結の地上28階ビル 京急とJR東日本が再開発

京浜急行電鉄とJR東日本は、品川駅街区地区の開発計画について計画概要を発表した。計画地は、東京都港区高輪三丁目、港南二丁目各地内。工期は2025年度~2036年度。

計画地は、北街区・南街区(南-a)・南街区(南-b)の3つの街区で構成。北街区と南街区(南-a)は地上28階建て、南街区(南-b)は地上9階建てを予定している。全体の敷地面積は約33,500m2、延べ面積は約374,300m2。主要用途は、店舗、宿泊施設、駅施設、事務所、集会場、駐車場など。

北街区の敷地面積は約14,700m2、延べ面積は約165,000m2。工期は2025年度~2030年度。事業主体はJR東日本。

南街区(南-a)の敷地面積は約17,300m2、延べ面積は約201,000m2。宿泊施設や集会場なども設置予定。工期は2025年度~2036年度。事業主体は京浜急行電鉄。

南街区(南-b)の敷地面積は約1,500m2、延べ面積は約8,300m2。工期は2030年度~2032年度。事業主体は京浜急行電鉄。

同計画では、京浜急行本線連続立体交差事業で整備される、京急線品川駅の鉄道施設を建物内に配置。同事業と一体となって、駅と街をつなぐ一体的な都市基盤整備(東西・南北方向の歩行者ネットワーク強化等)や、国際交流拠点にふさわしい都市機能の導入、防災機能強化と先導的な環境都市づくりにより、国際交流拠点・品川の形成に寄与していきたいという考えのもと進められる。

計画地周辺では、品川駅東口地区や西口地区、高輪ゲートウェイ付近の港南一丁目地区などで開発計画が進められており、各計画と連携したまちづくりを目指していく。

計画地周辺の開発計画

今後、同計画は東京圏国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトとして、内閣総理大臣による区域計画の認定に向け、東京都都市計画審議会や国家戦略特別区域会議等の手続きが進められる予定。

また、国指定史跡である高輪築堤跡第7橋梁部の保存管理・活用に取り組むなど、まちづくりと文化財保護の両立を図っていく。

今後の調査の結果、埋蔵文化財が出土した場合は、法令に則り対応するとともに、出土状況に応じて、取扱いを整理するためのスケジュールを確保し、保存方法を検討・対応していく。なお、現地保存、移築保存、記録保存など保存方法に応じて、施工計画や建物計画、都市計画の変更が必要となる場合、事業計画の見直しや必要な関連手続等を進めるとしている。