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ChatGPT Enterprise開始 無制限で高速なGPT-4利用やデータ保護など

OpenAIは29日、データを保護しながら利用できる企業向けの「ChatGPT Enterprise」を提供開始した。無制限の高速なGPT-4アクセス、より長文の入力への対応、高度なデータ分析機能、カスタマイズオプションなどが含まれ、データを保護しながら組織向けのカスタマイズが行なえる。

エンタープライズ利用のためのセキュリティとプライバシーに配慮し、プロンプトと企業データはOpenAIモデルのトレーニングには使用しない。また、データ暗号化も行なわれる。

「ChatGPTの最強バージョン」で、メンバーを一括管理できる管理コンソールを備え、SSO(シングルサインオン)やドメイン認証、利用状況を分析できるダッシュボード機能などを搭載。GPT-4へ無制限にアクセス可能で、GPT-4は最大2倍高速化されるという。また、通常の4倍長い入力に対応でき、OpenAIのAPIも一定の範囲内で無料で利用できる。

また、プログラミングコードの生成・実行が可能になる「Code Interpreter」の機能を含む「Advanced Data Analysis」に対応。データ調査やマーケティング、データサイエンティストによる調査を支援する。

さらに、社内で共有利用するチャットテンプレートなどに対応。共同作業や共通のワークフローを構築できる。

価格は企業ごとの相談となる。今後は、既存のアプリケーションとの連携などのカスタマイズやより小規模チーム向けのChatGPT Businessの展開、業務に最適化したPower toolsの提供などを予定している。