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OpenAI、GPT-3.5 Turboのファインチューニングに対応 常に日本語など

OpenAIは23日、大規模言語モデル「GPT-3.5 Turbo」のファインチューニングに対応開始した。これにより開発者は、ユースケースに応じたカスタマイズが可能になり、テストでは「GPT-4に匹敵するか、上回ることさえできることが示されている」という。

ユーザーが用意したデータを学習させるなどのファインチューニング対応により、出力を常に簡単なものにしたり、常に指定された言語で応答するなどが可能になる。例えば、「常に日本語での応答」などを実現できる。

また、実現したいアプリケーションに応じて、「コードの補間」や「JSON」など、特定の形式で応答できるようになる。トーンのカスタムにも対応し、自社のブランドにあわせた一貫したトーンでの応答などを指定できる。

GPT-3.5-Turboによるファインチューニングでは、4kトークンを扱えるようになる。また、チューニングによりプロンプトのサイズを削減し、APIコールを高速化できるとする。

API経由での利用では、送受信されるデータは顧客の所有となり、OpenAIや他の組織によるモデルのトレーニングに使用されることはない。また、ファンクション・コールとgpt-3.5-turbo-16kによるファインチューニングのサポートは、今秋以降に予定されている。また、GPT-4のファインチューニング機能も今秋に提供予定。