5大ポイント経済圏、最も意識されているのは「楽天」

MMD研究所は、ドコモ、au、PayPay、楽天、イオンの5大経済圏の利用者を対象とした「2023年7月経済圏のサービス利用に関する調査」を実施した。調査は、予備調査では18歳～69歳の男女25,000人、本調査では5サービス経済圏のメイン利用者2,500人を対象に7月21日～7月25日に行なわれた。

調査によると、現在活用している共通ポイントの上位3位は、「楽天ポイント」(59.7％)、「Tポイント」(49.8％)、「Pontaポイント」(41％)。その中から最も活用しているとされたのは、「楽天ポイント」(35％)、「dポイント」(14％)、「PayPayポイント」(11％)となった。

それぞれの経済圏を意識して利用しているのは70.2％で、昨年から14ポイント増加。最も意識している経済圏は楽天経済圏が46％でトップとなった。次いでドコモが17.7％、PayPayが16.2％となっている。

共通ポイントを使ったり貯めたりする経済圏を意識するきっかけとなったサービスは、ドコモ/au経済圏では「通信サービス」が35.8％と最も多い。PayPay経済圏では、「QR・バーコード決済」が43.4％、楽天経済圏はECサイトが41％、イオン経済圏はリアル店舗が54.6％となった。

5大経済圏のうち、最も満足度が高かったのは楽天経済圏で、「満足」と「やや満足」を足した割合は77.2％となった。次いで、PayPay経済圏が76.4％、イオン経済圏が75.6％となっている。

これらのサービス経済圏を、家族や友人に勧めたいかどうかを聞いた「NPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)では、PayPay経済圏が最も高く、次点は楽天経済圏となった。