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「東京ドームシティビジョンズ」稼働 全長122mのスーパーリボンビジョン
2023年8月1日 12:20
東京ドームシティは、'23年から'24年にかけて進行中の大規模リニューアルにあたり、新たなランドスケープ計画に基づいた環境整備の一環として、東京ドームシティ内に新たに7つの大型ビジョンによる大型LEDビジョン・モニター群「東京ドームシティビジョンズ」を新設し、8月1日より稼働を開始する。
本ビジョンは、様々な施設が集まる東京ドームシティの全域に渡って計画された多様なサイズ・形状の大型LEDビジョン・モニター群。8月1日より稼働する大型ビジョンは、(1)25ゲート広場L型ビジョン、(2)ラクーア広場ビジョン、(3)プリズムホール塔体ビジョン、(4)黄色いビル天井リボンビジョン、(5)アベニューイベントビジョン、(6)アベニューAaMoビジョン、(7)アベニュースーパーリボンビジョンの7つ。モニターは'24年夏までに随時追加予定。
これまでの屋外広告ビジョンは、他メディアの映像が流用しやすいように16:9の定型が主流だったが、来場者の体験価値を最大化するため、定型にとらわれずそれぞれの空間や建物に合わせた多様な形状のビジョンに積極的に挑戦。特に全長122mのロングビジョン「アベニュースーパーリボンビジョン」は、隣接する芝生広場と合わせ、自然とデジタルが融合したユニークな空間として、来場者に多彩な体験価値を提供するという。
さらに、形状の異なる多様なビジョンにおいて、東京ドームシティにおける多彩な体験イメージをデザイン性の高い映像で表現するため、ビジュアルコミュニケーションデザインスタジオ「&Form(アンドフォーム)」をパートナーに選定。また、常設のビジョンとしては日本初となる、無数のビジュアル表現を生み出すオリジナル映像生成システム「アダプティブアイデンティティシステム」を開発導入した。
ビジュアル表現と連動するBGM制作は原 摩利彦(はら まりひこ)氏が担当。フィールドレコーディングにより収音した、東京ドームシティや隣接する小石川後楽園にて感じられる様々な音を音源とした、美しく、ストーリー性のあるオリジナル楽曲が楽しめるという。
これらの組み合わせにより、例えば、朝の通勤・通学の時間帯はポジティブになる映像とBGMを放映し、訪れる人々の一日をビジョンを通して応援するなど、多彩な映像演出を行なう予定。
また、通常の屋外広告ビジョンでは、あらかじめ決めたコンテンツを順番に放映する1周6分~30分程度の「ロール」を、1週間ほどの期間で切り替えながら運用するのが一般的だが、東京ドームシティビジョンズでは、その日の開催イベントに合わせて複数のロールを時間単位で切り替えるなど、その場の街の様子や雰囲気に合わせた放映管理を実施する。