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楽天ペイ、スマホのような店舗向けオールインワン決済端末
2023年7月27日 17:04
楽天ペイメントは、「楽天ペイ(実店舗決済)」におけるオールインワンの決済端末「楽天ペイ ターミナル」の提供を開始した。10月31日までは「導入0円キャンペーン」も実施される。
加盟店の実店舗向けに提供してきた決済用端末の最新モデル。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応し、レシートプリンターも内蔵する。通信機能はWi-Fiに加えて4G LTEがサポートされ、さまざまな環境に対応する。
端末はスマートフォンのような大画面を搭載し、顧客に金額を提示する場面でも見やすく、表示や操作が行ないやすい仕様。ソフトウェアはAndroid 11がベースになっており、他社製を含め業務用アプリの追加も行なえる。バッテリー駆動で、稼働時間は通常で2~3日、繁忙店でも1日は動作するとしている。耐久性については、楽天モバイルが販売するスマートフォンなどと同等の審査をクリアしたものになっている。
決済機能やプリンターに加えてモバイル通信機能も備えたことで、店舗内で場所を選ばず決済できるほか、出前や営業などでの外出先でも利用できる。楽天モバイルのSIMカードが動作保証の対象で、楽天モバイルからハンディーターミナル用プラン(月額453円、税別)が提供される。
「楽天ペイ(実店舗決済)」の決済手数料は一律3.24%で、それ以外のランニングコストはかからない。
秋以降には「楽天ペイ ターミナル」のアプリ追加機能を活用したサービスのアップデートが行なわれる。「楽天ポイントカード」機能が追加できるようになるほか、「ユビレジ」などのPOSレジ連携機能が追加される。
またアップデートによりQRコード決済ブランドの拡充も行なわれ、PayPay、d払い、Smart Code、インバウンド向け決済(WeChat Pay、Alipay、Alipay+、UnionPayなど)のQRコード決済が利用できるようになる。
「楽天ペイ ターミナル」の大きさは209×78×45mm(縦×幅×厚さ)、重さは373g。通信機能は4G LTEとWi-Fiをサポートし、モバイル通信はeSIMとmicroSIMを利用できる。充電はUSB Type-C。ロール紙は58×40mm。カラーバリエーションはレッド、ブラック、ホワイトと3色をラインナップ。店舗の雰囲気に合わせて選べるようにした。