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東横線、有料座席指定「Q SEAT」導入 渋谷から元町・中華街

「Q SEAT」クロスシート

東急は、東横線において有料座席指定サービス「Q SEAT」を8月10日から開始する。指定料金は500円。

着席ニーズが高いという東横線において、有料座席指定サービス「Q SEAT」を導入する。同サービスは2018年12月から大井町線に導入されている。東横線は第2弾にあたり、2022年8月に案内されていた。

東横線では、平日夜の混雑する時間帯を避けた、19時30分以降の時間帯にサービスを提供する。東横線で運行している5050系(10両編成)のうち、一部列車の4・5号車の座席をロングシートからクロスシートに転換し、急行列車として渋谷発 元町・中華街行きで平日1日5本運行する。

既存の車両より広い座席で、電源コンセントとカップホルダーを設置。車内Wi-Fiサービスを無料で利用できる。

5050系(10両編成)、一部列車の4・5号車に「Q SEAT」が導入
車両設備

サービス区間は渋谷~菊名。みなとみらい線の横浜~元町・中華街は指定料金不要のフリー乗降区間になる。4・5号車以外の車両はこれまでと同じ。

東横線「Q SEAT」サービス区間
東横線「Q SEAT」時刻表

専用販売サイト「Qシートチケットレスサービス」で購入可能。大井町線の「Q SEAT」サービス開始時に会員登録したユーザーは東横線の「Q SEAT」も購入できる。乗車の当日に発売され、乗車日前の予約購入はできない。決済はクレジットカード。

また駅窓口にて現金で「Q SEAT」の列車指定券を購入することも可能。購入場所は、東横線の急行停車駅の窓口。

「Q SEAT」サービス中は4・5号車を全席座席指定で運行する。乗車時は、係員がスマートフォンなどの画面上に表示した「Qシートチケットレスサービス」の所定の画面か、列車指定券を確認する。車内で列車指定券は販売されない。