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生体認証を活用したWorldcoin OpenAIのアルトマン氏らが展開

OpenAIのサム・アルトマン氏らが手掛けるWorldcoin(ワールドコイン)は24日、生体認証の「World ID」を活用した暗号資産「Worldcoin」を開始した。

サム・アルトマン氏とアレックス・ブラニア氏によるプロジェクトで、プライバシーを保ちながらオンライン上で人間とAIを区別するソリューションを拡大し、グローバルな民主的プロセスの構築とともに、AIが資金を提供するUBI(ベーシックインカム)の実現を目指すという。

Worldcoinは、プライバシーを保護するデジタルID「World ID」と、人間だけが受け取れるデジタル通貨「WLD」で構成される。対応ウォレットの「World App」をダウンロードし、生体認証装置の「Orb」を訪れて、虹彩認証によりWorld IDが発行される。これにより、プライバシーを保ちながら、オンライン上で実在する人物であることを証明できる。Orbは各国に用意されており、東京でも複数箇所が案内されている。アプリやWebサイトから認証時間を予約できる。

ベータ段階の過去6カ月間で200万人サインアップを完了。今夏から秋にかけて、世界中の35以上の都市でOrbの1,500に増やす予定で、さらなる拡大を目指す。