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無印、築100年の古民家をリノベした滞在施設「MUJI BASE」

良品計画は、地域に根差した無印良品のある暮らしが体現できる、古民家をリノベーションした中長期滞在型施設「MUJI BASE KAMOGAWA」(千葉県鴨川市)を、全国初のMUJI BASEとして8月1日にオープンする。予約は2泊以上で、料金は2泊3日の場合55,000円~。

MUJI BASEは、首都圏に集中する住宅、使われていない古民家、失われていく郷土文化の継承などの社会課題に対し、遊休不動産の活用などを通じて、一つの拠点で暮らすスタイルとは異なる自由な暮らしを提案する取り組み。ワーケーションなどライフスタイルが変化する中で、暮らしの拠点を広げ、もう一つの暮らしの場となる中長期滞在型施設として展開する。

MUJI BASE KAMOGAWAは、千葉県鴨川市にある築100余年の古民家を、無印良品が企画・デザインを担当し、リノベーションを施している。広い土間を活用したキッチンダイニング、和と洋を融合させた居間等、日本民家のもつ空間的価値を残しながら、現代のライフスタイルに合わせた暮らしができる、一棟貸しの宿として提供する。

鴨川での日常生活を中長期で楽しんでもらうという狙いから、予約は2泊以上とし、無印良品のアメニティや地域の旬の食材セット(有料)などを用意する。

また、“食と農”をテーマに地域事業者と協業し、生産者から農業を学びながら体験できるプランなどを宿泊者限定で提供。鴨川地域の生活文化に溶け込む暮らし方を提案する。8月は「千葉アクアメロン」収穫体験、牧場酪農体験などを予定。宿泊日数やニーズに沿って複数のプランを用意する。

「早朝限定 髙橋メロン農園でメロン収穫体験」
「酪農発祥の地 千葉県で営むこだわり酪農のヒミツを体感ツアー」

場所は千葉県鴨川市大幡。収容人数は最大5名。延床面積は156m2/47.19坪。予約受付はAirbnb。なお大幡地区の近隣には、東京から一番近い棚田として知られる大山千枚田などの景勝地がある。

MUJI BASEでは今後、空き家等の遊休資産を活用した暮らしの拠点を、日本各地に拡大する。