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ミズノ、環境配慮型メディカルウエア 動きやすく消臭機能付き
2023年7月18日 18:31
ミズノは、医療従事者向けに環境配慮型素材を採用したメディカルウエア4アイテム(スクラブ、パンツ、ジャケット、ドクターコート)を7月20日より発売する。医療法人への直接販売やミズノ公式オンライン、および一部のメディカル用品オンラインショップなどで取り扱う。
厚生労働省が発表した医療施設動態調査(令和5年3月末概数)と、総務省統計局が発表した令和2年国勢調査によると、日本には約180,700施設の病院、クリニック等があり、医療従事者数は約364万人と言われている。
今回発売するメディカルウエアは、SDGsに関心を持つ医療法人やクリニックのニーズに応えるため、環境に配慮した素材を採用。スポーツウエアの開発ノウハウを活用し、医療現場での体の動きやすさを追求した独自設計や、人とのふれあいを考慮した消臭機能などを搭載している。4アイテムの販売目標は発売1年で合計1万枚。
今後、スポーツの市場で培ったユニフォームのカスタムオーダーシステムも導入し、メディカル市場でのさらなる売上拡大を目指す。
素材は、衣料品の大量生産によって生まれた不要な衣料品や繊維くずに、ケミカルリサイクル処理を行なうことで、不純物を除去し再生した原糸を活用したリサイクルポリエステルを採用。
動きやすさを追求したウエア設計「ダイナモーションフィット」を採用し、人間工学に基づいた動作解析による設計。作業時の動きやすさを追求し、患者を抱える動作や、腕の上下、しゃがみこみといった作業字の引きつれ、圧迫感を軽減する。
襟元や脇部分、パンツの股部分にはニオイのもとを分解する「ミズノデオドラント」を採用。ニオイのもととなるアンモニア、酢酸、イソ吉草酸を中和分解し、気になるニオイを軽減する。
病院の夜間勤務時、暗がりにいる医療従事者への視認性を高めるため、ピスネーム部分に蓄光加工を採用。暗がりでピスネームが光ることで、着用者の存在を他者へ知らせることができる。
ミズノは、スポーツ用品の機能的価値を活用した、建設、運輸、メディカル、製造業などのワーカー向け商品を取り扱うワークビジネス事業を戦略ドメインの一つとして位置づけており、メディカル市場には2020年度から本格参入。2025年度には同市場での売上規模を、2022年度比の5倍を目指すとしている。