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三菱地所レジ、賃貸と民泊が混在するCo-Livingマンション
2023年7月18日 15:24
三菱地所レジデンスは、多様化するニーズに対応したCo-Living(コリビング)賃貸マンション「豊島区池袋4丁目計画(仮称)」に着工した。'24年12月竣工予定。
竣工後はHmlet(ハムレット) Japanが賃貸、運営を行なう。また、三菱地所が開発した総合スマートホームサービス「HOMETACT(ホームタクト)」をHmlet物件として初導入。さらに、Airbnb Japanとの包括連携協定に基づいて、民泊サービスも提供する。
所在地は東京都豊島区池袋4丁目2番1,2,7。鉄筋コンクリート造地上11階建。総戸数は28戸。専有面積は985.88m2。間取りは1K~2LDK。最寄り駅は東京メトロ副都心線・丸ノ内線「池袋」徒歩7分。
'23年6月時点で、Hmletシリーズは全34棟、合計686戸展開しており、その中で同計画は三菱地所レジデンスが開発する初のプロジェクトとなる。HOMETACTや民泊サービスの提供により、グローバルなコミュニティに対応できる新たなライフスタイルを提案するという。
Co-Livingでコミュニティ形成を促進
Co-Livingとは、入居者同士のコミュニティ形成に重点を置いた賃貸住宅の一形態のこと。同計画では、1階に入居者が自由に使えるキッチンを備えたラウンジ(31.39m2)を設置し、コワーキングスペースやコミュニケーションを促進する場所として提供予定。
また、Hmletに配されているコミュニティマネージャーが各種イベントを手配。プライベート空間はしっかり確保しつつも、ラウンジで行なわれるイベントや入居者同士の交流によってただ住むだけで自らのネットワークが広がるため、ライフスタイルやキャリアを豊かにするきっかけと出会えるという。
さらに、契約は原則1カ月以上で家具・家電付きとなるため、部屋に合わせた家具・家電を新たに購入する必要がなく、初期費用を大幅に抑えられることも特長。入居者専用アプリ経由で、部屋の清掃サービスも頼むことができ、24時間緊急コールセンターも利用できる。
HOMETACTをHmlet物件初導入
HOMETACTは、三菱地所が開発・提供する、スマホアプリやスマートスピーカーを使って住設機器・家電などのIoT機器をまとめて操作・管理できる総合スマートホームサービス。
同計画では、Hmletが運営する物件にHOMETACTが初導入される(民泊対応の部屋を除く)。ユーザーは専用アプリ「HOMETACT」を利用することで、異なるメーカーの機器を一つのアプリで操作でき、複数の機器をまとめて制御可能となる。さらに、「シーン」「自動モード」機能を活用すると、ユーザーはホームオートメーションを自由にカスタマイズできる。
集合エントランス及び玄関ロックには大崎電気工業が開発したスマートロック「OPELO(オペロ)」を採用。テンキー、ICカード、スマートフォンなど多数の方法で解錠できるため、毎日鍵を持ち歩く煩わしさから解放される。また、HOMETACTとの連携により、HOMETACTアプリからワンデイパスワードの発行ができ、外出中にゲストを室内に入れることも可能となる。
Airbnbにて民泊サービスを提供
同計画では日割り予約対応の部屋を用意。三菱地所では、'22年12月よりAirbnb Japanと包括提携を締結しており、今回が提携後初の協働案件となる。
ユーザーは、Airbnbのプラットフォームから予約が可能。1日に複数人から利用できる。