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ソフトバンクもスターリンク 法人・自治体向けに提供

スターリンクのイメージ

ソフトバンクは、衛星ブロードバンドサービス「Starlink Business」(スターリンク ビジネス)の提供を9月下旬から開始する。法人や自治体向けに、通信衛星を使う高速・低遅延なインターネット環境を提供する。

ソフトバンクはスターリンクの認定再販事業者となり、「Starlink Business」として3つのプランを提供。加えて、測位サービスや映像・音声通話サービスなどの、ソフトバンクの法人向けソリューションと組み合わせた提供も行なう予定。

「Starlink Business」は、通信速度が下り最大220Mbps、上り最大25Mbpsのベストエフォート型の衛星ブロードバンドインターネットサービス。工場や建設現場、船舶、陸上、海上などさまざまなユースケースに対応できる3つのプランをラインナップする。

「スタンダードプラン」は陸上向けで、データ容量は1TB、2TB、6TBの3種類から選択できる。アンテナは事前に指定した設置場所で運用する。

「ポータブルプラン」は陸上向けで、アンテナを任意の場所に設置でき、さまざまな場所に移動させて使えるプラン。データ容量は50GB、1TB、5TBの3種類。

「マリンプラン」は海上向けで、船舶などにアンテナを設置し、領海を移動中に利用できる。陸上では利用できない。データ容量は50GB、1TB、5TBの3種類。

スタンダードプラン、ポータブルプランの固定用アンテナ(STARLINK HIGH PERFORMANCE DISH)
マリンプランの移動用アンテナ(FLAT HIGH PERFORMANCE)

各サービスの利用には、必要な機器を購入する必要がある。対応するアンテナはハイパフォーマンスタイプ。また、運用・保守を行なうサポート「基本サポート(仮称)」への加入が必須となっている。なお、各プラン・サービスの価格は公開されておらず、法人営業担当者や問い合わせフォームに問い合わせるよう案内されている。