アドビ、画像生成AI「Firefly」が日本語プロンプトに対応

アドビは12日、画像生成AI「Adobe Firefly」のプロンプト入力で日本語など、100以上の言語に展開開始した。また、Adobe Firefly Web版のユーザーインターフェイスを拡大し、日本語のほか、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ブラジルポルトガル語、ポルトガル語バージョンを提供する。

Adobe Fireflyは、プロンプト(テキスト命令)を入力して、画像生成する「Text to Image」、フォントにスタイルやエフェクトを適用する「Text effects」などの機能を用意した画像生成AI。

新たにWeb版において100以上の言語へのテキストプロンプト入力のサポートを開始した。Fireflyは、現在ベータ版となっているが、これまで英語だけだったプロンプトを日本語でも入力できるようになった。

Fireflyは、3月にベータ版がリリースされ、Adobe Photoshop(ベータ版)、Adobe Express(最新バージョンのベータ版)、Adobe Illustrator(英語版のベータ版)に搭載。また、企業向けの「Adobe Firefly エンタープライズ版」でも導入が進んでおり、企業が自社のブランド資産を使用してFireflyをカスタムトレーニングし、ブランド独自のスタイルやブランド言語でのコンテンツ生成が可能になる。

なお、Fireflyは独自のデータセットでトレーニングされており、生成物にはコンテンツクレデンシャルのタグが自動的に付与される。コンテンツクレデンシャル機能は、コンテンツの名前や日付、作成に使用されたツールの情報、追加編集の内容を示し、デジタルコンテンツの「成分表示ラベル」の役割を果たす。コンテンツの適切な帰属表明を可能にし、消費者がデジタルコンテンツの真正性について判断できるよう支援する。コンテンツ認証イニシアチブ(CAI)とのパートナーシップのもと、アドビが設計している。