麻布台ヒルズ竣工 330mの高層タワーなど「立体緑園都市」

麻布台ヒルズ A街区・C街区

「麻布台ヒルズ」のA街区(麻布台ヒルズ森JPタワー)とC街区(ガーデンプラザ)が、6月30日に竣工し、7月3日に竣工式を行なった。2023年秋の開業を目指す。

虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合が推進する「麻布台ヒルズ」(虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業)のA街区とC街区が竣工。麻布台ヒルズのコンセプトは、"緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街-Modern Urban Village"で、約8.1haの広大な計画区域は圧倒的な緑に包まれ、約6,000m2の中央広場を含む緑化面積は約2.4haに上る。

平面図

麻布台ヒルズでは、大きな敷地にA街区を始めとする複数の超高層建築を建てることで、足元には緑豊かで広大なオープンスペースを創出し、住む・働く・学ぶ・遊ぶ・憩うなど、多様な都市機能が徒歩圏内に集約された「立体緑園都市(ヴァーティカル・ガーデンシティ)」を実現する。

Central Square中央広場

A街区の麻布台ヒルズ森JPタワーは、高さ約330m/地上64階の超高層タワー。外観デザインはPC&P(ペリ・クラーク・アンド・パートナーズ)が担当し、総貸室面積約204,000m2、基準階面積約4,600m2の大規模オフィス、アマンとのパートナーシップによる「アマンレジデンス 東京」、人間ドック「慶應義塾大学予防医療センター(仮称)」、50カ国以上、約700人の生徒が在籍する都心最大規模のインターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン東京」などを設置。さらに大規模な商業施設を併設する。

C街区のガーデンプラザの建築は、ロンドンオリンピックの聖火台などを手掛けてきたデザイナー兼クリエイターのトーマス・ヘザウィック氏がデザイン。C街区を含む「麻布台ヒルズ」の低層部デザインは、ヘザウィック・スタジオが日本で初めて手掛けた建築プロジェクトとなる。

立面図

所在地は、A街区が港区麻布台一丁目の一部、C街区が港区虎ノ門五丁目の一部。2023年秋の開業に向けて、麻布台ヒルズプロジェクトを推進、「国際都市・東京のさらなる磁力向上に貢献する」(森ビル)としている。

麻布台ヒルズ