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オメガ シーマスターに“サマーブルー” 7モデルに新色追加
2023年7月1日 08:30
スウォッチ グループ ジャパンは、「オメガ」の新作として、「シーマスター サマーブルー コレクション」を発表した。すにで販売開始されている。シーマスターの代表的な7モデル全11機種に、新しいカラー「サマーブルー」があしらわれる。機械式の腕時計で、価格は84万7,000円~204万6,000円。
「シーマスター」の登場から75周年を記念し、夏をテーマにした新色「サマーブルー」があしらわれたコレクション。「アクアテラ」から「ウルトラディープ」まで、シーマスターの主要な7モデル11機種にサマーブルーのダイヤルが装備され、150m、300m、6,000mといったそれぞれの防水性能がブルーの濃淡で表現される。
いずれもケースはステンレススチール製(2モデルは独自のステンレススチール合金)で、裏蓋は新たな意匠の記念ロゴをデザインしたクローズドバック。
またもうひとつのトピックとして、サマーブルー コレクションの中で「プロプロフ」が復刻される。プロプロフは1970年代に登場した、無骨で独特なケース形状が特徴のプロフェッショナル向けダイバーズウォッチで、2016年にも復刻されている。新作は最新素材との組み合わせで細部をリニューアル。裏蓋のないモノブロック構造で、ケース素材には「O-MEGA スティール」を採用、1,200m防水のモデルとして登場する。
シーマスター アクアテラ
150m防水の「シーマスター アクアテラ」コレクションには、淡い色とグラデーションのサマーブルー ダイヤルを設定。ケースサイズは38mm、41mm。
「シーマスター アクアテラ ワールドタイマー」(43mm)にもサマーブルーを用意。北極上空から見た世界地図がレーザー加工で描かれており、海洋部分やダイヤル外周がサマーブルーになっている。
シーマスター 300
300m防水の「シーマスター 300」(41mm)は、1957年登場の初代「シーマスター 300」のデザインを色濃く継承しながら、独自の仕様も加えたモデル。アラビア数字や主要なインデックスはダイヤルをくり抜いたオープンワークで、夜光塗料が塗られた面が露出するサンドイッチダイヤルが特徴。針はクラシックなデザインを取り込んでいる。リューズガードのないシンメトリーなデザインを採用する。
ダイバー300M
300m防水の「シーマスター ダイバー300M」(42mm)は、スケルトン針や立体感のあるインデックス、10時位置のヘリウムエスケープバルブが特徴。1993年に発表されたコレクションで、映画で一躍有名になったスタイリッシュさも特徴。セラミックベゼルを搭載する。
プラネットオーシャン
600m防水の「シーマスター プラネットオーシャン」(39.5mm)は、クラシックな「シーマスター 300」のデザインにインスピレーションを得て2005年に発表、コーアクシャル脱進機も搭載したモデルだった。新作はブルーのセラミックベゼルを装備し、ライトブルーのダイビングスケールがあしらわれる。
プロプロフ
1,200m防水の「シーマスター プロプロフ」(横55mm、縦45mm)は、1971年発売の「シーマスター プロフェッショナル 600」がベース。フランス語を元にした「プロプロフ」の愛称で親しまれたモデルで、2016年にも復刻モデルが登場している。
今回の新作はモノブロックのケースにサファイアクリスタルを固定し、ヘリウムエスケープバルブを不要とする強靭な構造としているのが特徴。ケース素材には新たにオメガ独自の「O-MEGA スティール」が採用されるほか、ベゼルリングはサファイアクリスタル製。2時位置のセキュリティプッシャーで回転ベゼルの動きを制御する。
ウルトラディープ
6,000m防水の「シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ」(45.5mm)は、マリアナ海溝での試験や記録への挑戦を経て、一般販売モデルが2022年に登場。ケース・ブレスレットに頑丈な「O-MEGA スティール」が採用されているほか、極大の水圧に耐える構造が各所に採用されている。
サマーブルー コレクションのダイヤルには、100万のソナーポイントを使ってマッピングされたチャレンジャー海淵の地形が正確に表現されているほか、UVライトを当てると「オメガはここに到達」という意味の「OMEGA WAS HERE」の文字が浮かび上がる、遊び心のある仕掛けが施されている。“ここ”と示されるのは、2019年の挑戦で世界記録の1万935mを達成した場所。