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金利0.3%の新デジタルバンク「Habitto」始動
2023年6月13日 16:12
Habittoは13日、金利0.3%のデジタルバンク「Habitto」のサービスを開始した。貯蓄・投資・保険、3つの機能を備えたアプリで、Habitto口座に入金をすると、アドバイザーに無料でマネープランを相談できる。
若い世代の「お金を育てる」をサポートする、お金の新習慣を作るアプリ。貯蓄口座を開設することでアプリ内サービスが利用できるようになり、口座は預金金額100万円まで金利0.3%(税引前)が適用される点が大きな特徴。100万円を超える預金は、0.001%の金利が適用される。
口座はGMOあおぞらネット銀行で開設し、専用支店「ハビト支店」口座を利用する。開設するとキャッシュカードとデビットカードが一体となった、VISAデビッド付キャッシュカードが発行される。
アプリでは、アドバイザーに無料でマネープランを相談可能。アプリ内のチャットやビデオ通話を通じて、マネーに関することであればカジュアルに何でも質問できる。アドバイスを受けるには、Habittoの貯蓄口座に入金する必要がある。
投資と保険機能も用意し、マネーアドバイスを受けて長期積立投資をしてみたいと思ったら、セゾン投信の商品を購入可能。保険はライフネット生命と提携し、商品を案内する。アプリでは貯蓄口座、投資口座、保険商品をそれぞれ管理可能。
お金について不安な若い世代に
Habitto COO 久米保則氏は、サービスの背景について「長引く低金利、いわゆる2,000万問題、コロナ禍と、若い世代は将来のお金についてストレスを感じています。何かしなければいけない、でもなかなか行動に移せない、そう思っている人たちに向けて生まれたのがHabittoです。キャリアを始めた人、大きなライフイベントを迎えた人、家族を形成しつつある人、そういった若い世代にHabittoで新しい金融体験を提供していきます」とコメント。
また、セゾン投信とライフネット生命との提携については、以下のように説明した。
「若い世代が将来に向けて投資の第1歩を踏み出すには、セゾン投信が一番向いていると思います。セゾン投信は、積立投資という概念すら珍しかった時代から、個人の長期投資のための商品をずっと作ってきています。顧客の7割以上が積立投資を実行し、99%以上が利益を出している。そういう投信会社です。
ライフネット生命は、若い世代をサポートするという、私達とまったく同じ使命を共有している会社です。シンプルで本当に必要な商品を、デジタルを通じてわかりやすく提供するというその経営姿勢に強く共感し、提携に至りました」
貯蓄口座のGMOあおぞらネット銀行およびセゾン投信、ライフネット生命はHabittoアプリを経由しては新たに口座開設、商品契約をする必要があるが、将来の計画として、セゾン投信とライフネット生命では既に契約している場合でも連携可能とする予定。なお、サービスを開始した現在はセゾン投信のみ開設可能で、ライフネット生命との連携は秋以降を予定している。
「まずは0.3%という国内最高水準の金利で100万円の貯蓄からHabittoをスタートしてもらえればと思います。口座に入金することでアドバイスを受けられるようになるので、投資をするのか、保険商品を選ぶのか、自身のライフプランに合わせて選んでいただきたいです」(久米氏)
アプリのデモンストレーションでは、フリーアナウンサーの宇賀なつみさんが体験。「マネープランの相談はどんな相談していいのか、まずそこから不安に思ってしまいますが、Habittoはお金に関する質問ならなんでも良いということで気軽にできるのがいいですね。私も色々実践していますが、今は新NISAについて色々聞きたいなと思います」とコメントした。
