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品川駅西口 プリンスホテル周辺再整備 商業・宿泊・MICE・緑地空間

京浜急行電鉄が開発を推進し、URが施行者として進める「品川駅西口土地区画整理事業」が、6月1日に国土交通大臣より事業計画認可された。旧シナガワグースやグランドプリンスホテル新高輪等を含む、品川駅西口の高輪三丁目地区。

旧シナガワグース跡地においては、国内外のグローバル企業や国際水準の会議・ホテル誘致を想定した複合施設を開発。ターミナル駅前でありながら豊かな自然に恵まれた環境を活かしたまちづくりを目指す。

旧シナガワグース跡地では、地上部の解体工事が進んでおり、高輪三丁目地区のまちづくりコンセプト「世界の人々を迎え入れる品格ある迎賓都市・開かれたまちへの転換」に基づき、共同事業者であるトヨタ自動車とともに、新築建物の建設に向けた検討を進める。

そのほか、品川駅西口地区まちづくり指針において、緑地空間や歩行者ネットワークの拡充、交通基盤の整備などを掲げており、指針で示されたまちづくりを実現するため、URにより都市基盤施設の整備等が進められている。

URは、土地の有効利用と都市機能の導入を図り、補助線街路第 14号線(二本 榎通り)の拡幅整備、街区公園の拡張整備、区画道路の整備を実施。高度な利便性を備えた国際会議場等の充実とともに、業務、商業、宿泊等の複合市街地の形成に寄与するとしている。

施行地区面積約11.9ヘクタール。事業期間2023年度~2050年度(清算期間含む)。事業費は630億円。

品川駅周辺では東京都が事業主体となる「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」が同時に進められており、京急は品川駅ホームの地平化・2面4線化に向け、2023年度は品川駅部で高架橋の仮設化などを進める。