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「Notionプロジェクト」開始。Notion上でシームレスに管理

コラボレーションソフトウェアの「Notion」は、プロジェクト管理機能を強化した「Notionプロジェクト」を6月1日から提供開始する。

Notionプロジェクトは、ドキュメント、社内Wikiなどがシームレスに統合されたプロジェクト管理ソリューション。他のプロジェクト管理ツールでは、「タスク管理」に重点が置かれ、複数のツールを組み合わせてタスクやワークフロー管理を行なうケースが多いという。そのため、複数のツール間でやりとりしたり、ツール上のデータを書き写すといった手間が発生することもある。

複数ツールを使ったプロジェクト管理(イメージ)

Notionプロジェクトは連携性・柔軟性が高く、Notion上でほぼ全ての作業を完結。チームを横断しながら、プロジェクトをカスタマイズできる。「誰が何をいつやっているか」がわかり、ドキュメントやナレッジによって各タスクの背景や文脈まで理解できるという。

Notionプロジェクト

プロジェクトはロードマップやカレンダー、マーケティングカレンダー、OKRプランニングなどの形式で管理可能で、プロジェクトの目的にあわせて選択できる。また、議事録や技術文書の自動要約、次のアクションの抽出など、プロジェクトにおける多くの作業をAIでサポートする機能も搭載。Asanaなど他のタスク管理ツールからのインポートにも対応予定。

ロードマップ & カレンダー
マーケティングキャンペーン
OKRプランニング
スプリント計画 & イシュー追跡

主な新機能は以下の通り。

Notionプロジェクト
AI自動入力

データベースにAIが自動で指示通りに入力してくれる項目を設定。「AI要約」、「AI要点抽出」、「AI自動入力(カスタムの指示)の3通りのパターンから、選択可能。
例:AI自動入力に「プロジェクトの内容を要約」と入れておくと、プロジェクトの概要を記載・編集した際に自動でプロジェクト内容を要約

ユニークID

データベースに自動採番の項目を追加。また、プレフィックス(連番前の固定文字)も指定可能。タスクやバグにユニークな識別子を付与できるため、GitHubとの容易な連携が可能

GitHubプルリクエストとの自動連携

NotionタスクのユニークIDをGitHubのプルリクエストの件名に設定することで両者のデータを自動紐付け。GitHubのプルリクエストの更新に同期して、対応するNotionタスクを自動更新

スプリント

タスクをスプリント(2週間などの単位)で区切り管理。スプリント完了後、次のスプリントを生成し、自動で未完了タスクを移動

Asanaインポーター

AsanaのデータをNotionに取り込み。他のプロジェクトマネジメントツールについても順次拡充予定

Notionプロジェクトは、Notionの全てのプラン、全てのユーザーが利用可能(AIについては無料ユーザーは20回まで)。