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暑くなる前にエアコンの点検を NITEが注意喚起

製品評価技術基盤機構(NITE)は、熱中症対策のため、早めのエアコン試運転を行なうよう注意喚起した。

熱中症対策にはエアコンが有効だが、NITEでは、メンテナンス不足などで肝心なタイミングでエアコンが使用できないことがないよう、早めのエアコン試運転を推奨している。エアコンの点検、修理、工事依頼は夏場に集中するため、暑くなってからエアコンが故障していたことに気がついてもすぐに修理できない可能性がある。予め涼しい時期にエアコンの動作を確認することで、トラブルが発生した場合でもスムーズに修理などが行なえる。

総務省消防庁の過去5年間の統計データによると、熱中症で救急搬送される半数以上が高齢者。その約4割が住宅で発生している。熱中症で死亡した人の中には、エアコンを使用していなかったケースも多数確認されているという。

エアコン試運転のポイントは、下記の5つ。

試運転前のポイント

  • 電源プラグや室内機のフィルターにほこりがたまっていないか
  • 室外機の上や前に物を置いていないか、汚れがないか

試運転の際の確認ポイント

  • (設定可能な)最低温度に設定し、冷房運転で冷風が出るかどうかを10分間試運転して確認
  • さらに30分ほど運転し、室内機から水漏れがないか、異音・異臭がないか(室内機及び室外機)、エラー表示がないか、運転が意図せず停止しないかを確認
  • 異常が確認された場合には、販売店やメーカーに相談し、必要に応じて点検を受ける