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「Windows Copilot」が登場。Windowsに新AIアシスタントを統合
2023年5月24日 02:08
Microsoftは23日(米国時間)、開発者会議「Build」を開催し、Windowsの新たなAIアシスタントとなる「Windows Copilot for Windows 11」を発表した。Windows Copilotのプレビュー版は6月から提供予定。
同社ではOpenAIのGPT-3.5/4など大規模言語モデル(LLM)を製品に組み込む取り組みを進めている。Office製品にジェネレーティブAIを統合した「Microsoft 365 Copilot」など、主力製品のほぼ全てでAIを「仕事のための副操縦士(Copilot)」として組み込む戦略だが、新たな段階としてWindows 11にもCopilotを統合していく。
Windows Copilotは、Windows上にAIを本格的に導入する取り組みで、「AIによる支援を一元化した初のPCプラットフォーム」と強調している。
2月にWindows 11向けにリリースした、新しいBingをタスクバーに表示する機能をベースとしており、Bing Chatとプラグインを併用することで、ユーザーが複数のアプリケーションを探す、起動する、作業する代わり、アイデアを実現し、複雑なプロジェクトを完了し、共同作業に集中できるようにするという。
Windows Copilotは、タスクバー前面中央のボタンから起動。一度開けば、アプリ、プログラム、ウィンドウのそれぞれを一貫して使用でき、パーソナル アシスタントとして機能する。Windows Copilot サイドバーでは、アクションを起こすだけでなく、設定をカスタマイズしたり、お気に入りのアプリをシームレスに接続するといったことが可能となる。
例えば、プロンプト(テキストの命令)により、Windowsの設定を切り替えて、指定した時間だけダークモードにして作業に集中したり、PDFをWindows Copilotに読み込んで要約して確認する、Windows CopilotのプロンプトでSpotifyのお気に入りの曲を呼び出す、Adobe Expressでロゴを生成して、チャットで相談するなど、Windowsの様々なアプリやサービスを連携させた操作が行なえるようになる。
Bing Chatと同様に、Windows Copilotと対話して作業を進めることができ、例えば、キプロスの家族に電話する場合、現地の時刻を確認し、夜中に家族を起こさないようにしたり、家族を訪ねる旅行を計画する場合、Windows Copilotに訪ねて、連携するサービスから飛行機や宿泊先の探索を依頼できるようになる。