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マイナポイントで「公金受取口座」を他人のアカウントに誤登録 総点検を実施

自治体におけるマイナポイントの手続支援の一環で行なっていた「公金受取口座の登録」で、人為的なミスにより、他人のアカウントに自身の預貯金口座を登録してしまう問題が複数発生した。福島県福島市など、6自治体11件で誤登録が行なわれた。

「公金受取口座」は、給付金などの受取口座を事前に登録していく制度。公的給付などの確実な支給のため、預貯金口座の情報をマイナンバーとともにマイナポータルにあらかじめ登録するもの。マイナポイント第2弾においては、公金受取口座の登録で7,500円相当のポイントを付与していた。

今回の「他人のアカウントに自身の預貯金口座を登録してしまう」問題は、自治体等に設置された「支援端末」でマイナポータルに公金受取口座登録を行なった場合に発生した。

支援窓口の端末操作で、マイナポータルからログアウトしなかったため、次に同じ端末で公金受取口座の登録を行なった人が、誤って前に手続を行なった人のアカウントに預貯金口座を登録してしまったという。これらの事案については、本人の了解のもと登録口座の訂正等を行なっており、誤入金などの損害は確認されていない。なお、福島市以外の自治体は公表していない。

デジタル庁では、誤登録が自治体において再度発生しないよう、「ログアウトの徹底」など、公金受取口座の登録支援に係るマニュアル順守の徹底などを自治体向けに通知。また、デジタル庁では、これまでに登録された公金受取口座の総点検に取り組み、「同一の口座が複数の人に登録されていないか」などを確認していく。