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パナソニック、オフィス用宅配ボックス「マルチロッカー」

パナソニック ハウジングソリューションは、オフィスで従業員や宅配業者との荷物の受け渡しに対応できるオフィス用「マルチロッカー」を5月22日から発売する。価格は111万1,000円(標準レイアウト 3列11ボックス)。

同社の家庭向け宅配ボックスでは、「受け取り」だけでなく「発送」にも対応した「e-COMBO LIGHT」を4月から発売している。オフィス環境においても、オフィスワーカーの働き方が変化したことから、オフィスに届く荷物の受取人が“不在”というケースが増えており、宅配業者が荷物を持ち帰る事象が多く発生し、 配送効率の悪化を招いているという。

そうしたオフィスにおける荷物受け渡しの課題を解決するため、マルチロッカーを開発した。スマートフォンやタブレットを活用し、従業員などオフィスワーカーと宅配業者のやり取りや、従業員同士のやり取りを容易にし、非対面での荷物の受け渡しや一時保管に対応する。

荷物を投入すると、いつ・誰から・どんな荷物が届いたか、が登録済みの受取人に通知される。メールには荷姿写真と解錠コードが含まれており、コードを使って解錠できる。操作はロッカーに設置されているタブレットから行なえる。

従業員同士でのやり取りにも活用でき、書類やサンプルなどを安全に社内で受け渡しできる。リモートワークの拡大やフリーアドレス化の推進により、荷物置き場がない、出社予定が合わずに直接手渡しできない、といったケースが増えていることから、社内での品の受け渡しにもマルチロッカーが活用できるとする。

各ボックス扉に電池式のスマートロックを搭載し、各列の間に配線がないため、設置場所の状況に合わせたレイアウトが可能。最小2列~最大99ボックスまで増設できる。