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DMM、EV充電サービス参入 初期費用無料「0円プラン」も

DMM.comは、電気自動車(EV)インフラ事業へ参入し、商業施設などでEV充電サービス「DMM EV CHARGE」を開始する。

EVの販売が拡大する中、EV充電インフラの構築が急務となっている。DMMでは、ガソリン車とは異なり、商業施設やオフィスなどで、充電器を設置できることから、生活導線上での新たな顧客接点の創出という面でも期待ができるとし、EVインフラ事業に参入。同サービスを通じ、商業施設を始めとする地域のビジネス支援も行なうという。

DMM EV CHARGEでは、全国の商業施設や宿泊施設、公共施設、マンション等に対してEV充電サービスを展開する。

事業者向けには、初期費用(機器・工事費)、サービス利用料が無料の「0円プラン」と、各施設で充電器を設置するかわりに販売価格の一部を還元する「売電シェアプラン」の2つのプランを提供する。費用を抑えてEV充電器を導入したいというニーズに対応できるほか、EV充電器の導入に伴う現地調査、工事、補助金申請などの手続きを代行できる点が特徴。

エンドユーザーに対しては、2023年12月頃から、商業施設と宿泊施設の来訪者へのEV充電サービスの提供開始を目指す。6kW出力のEV充電器を導入し、現在普及している3kW出力充電器の倍速で充電できるほか、アプリとクレジットカードの登録だけですぐに充電と決済ができるようにする。アプリ決済は、DMMアカウントとの連携を予定しており、DMM.comの会員3,914万人が即時にサービス利用可能になる。