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Stability AI、オープンソースの新たなチャットボット「StableVicuna」

StableVicuna

Stability AIは、オープンソースの新たなAIチャットボットとして、人間のフィードバックからの強化学習で調整した「StableVicuna」(ステーブル ビクーニャ)を発表した。ユーザーの環境にインストールして利用できるほか、近日中にチャットボットを利用できるインターフェースも公開される予定。

StableVicunaは「人間のフィードバックから強化学習(RLHF)により学習させた、初の大規模なオープンソースチャットボット」と謳うもの。オープンソースの大規模言語モデルを使ったAIチャットボットにおいて、命令の微調整とRLHFの両方を適用している。

ベースになっているのは「LLaMA13b」の命令微調整モデル「Vicuna13B」で、微調整に加えて、複雑な人間の価値観に合わせられるRLHFで学習させたモデルとなる。

基本的な計算を尋ねる、コードの書き方や文法の質問といったことに回答可能。また、ほかの大規模言語モデルと比較して、ベンチマークテストで優秀な結果を収めていると紹介されている。

基本的な計算の質問
コードの書き方
文法の質問

StableVicunaはユーザーが自分の環境にインストールして利用できるほか、チャットをすぐに利用できるインターフェースも近日公開予定としている。

近日公開予定のインターフェース