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すすきの大型複合施設「ココノ ススキノ」秋開業

札幌市のススキノラフィラ跡地にて建設が進められている複合商業施設名称が「COCONO SUSUKINO(ココノ ススキノ)」に決定した。ホテル、シネコン、食品スーパー、アミューズメントなどで構成される複合施設として、'23年秋に開業する。

東急不動産、竹中工務店、イトーヨーカ堂、アインファーマシーズ、キタデンによる「(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画」。所在地は北海道札幌市中央区南4条西4丁目1番1。規模は、敷地面積約5,157m2、建築面積約4,725m2、延床面積約53,038m2、地上18階・地下2階、高さ約79m。

計画位置図

東急ホテルズ&リゾーツによるライフスタイルホテル「SAPPORO STREAM HOTEL」、TOHOシネマズによるシネマコンプレックス、ダイイチによる食品スーパー、アインファーマシーズによるコスメ&ドラッグストア、GENDA GiGO Entertainmentによるアミューズメント、そのほか飲食・物販・サービス店舗、エンターテインメントを展開。すすきのの魅力である「あそび」を体感できるとしている。

名称の「COCONO(ココノ)」には、場所を意味する「此処(ここ)」と、多様性を意味する「個々(ここ)」の2つの意味がこめられており、「一人でもみんなとでも、訪れる全ての人が自分らしく楽しめる居場所になる」という施設の意志を表現している。また、呼びやすく記憶しやすいネーミングを採用した。

外観は、すすきのの玄関口であるすすきの交差点において新たな街のシンボルになることを目指し、外壁上部に北海道最大のビルボードを、外壁下部に北海道最大のデジタルサイネージを設置。広告に限らず、施設・地域情報などを発信する。

サイズは、ビルボードが北面3枠で約32×13m(縦×横)の約400m2、東面3枠で約32×8m(縦×横)の約250m2。デジタルサイネージが約26×9m(縦×横)の放映サイズ約230m2

ビルボード・デジタルサイネージ イメージ

施設ロゴは、「COCONO」の「COCO」をモチーフに、太陽と月の満ち欠けの形状をデザイン。昼と夜をイメージしたイエローとネイビーの2色を採り入れている。

ホテルは7階から18階で、客室は436室。レジャーやビジネス等での利用を想定している。

客室イメージ
ダイニング&バー イメージ

シネマコンプレックスは5階・6階で「TOHOシネマズ すすきの(仮)」を展開。ハイエンドシアターである「プレミアムシアター」や、体感型サウンド・シアターの「轟音シアター」等の導入を予定している。定額でドリンクが飲み放題になるドリンクステーションや2次元コードで入場できるモバイルチケットも導入予定。

プレミアムシアター イメージ

そのほか大型店舗としてアミューズメント「GiGO」が出店。ゲーム機のほか、秋葉原、池袋などエリア限定の「GiGOのたい焼き」を北海道で初めて展開する。また、ソフトドリンクやアルコールを提供するバーカウンターを併設する。

GiGO 店舗イメージ

3階と4階では飲食・エンターテインメントフロアを展開。3階に「COCONO FOODHALL」、4階に「COCONO横丁」を設置する。また、3階にはイベント開催も可能な屋内広場「COCONO SQUARE」を設ける。

3階フードホール イメージ・ロゴ
3階屋内広場 イメージ・ロゴ
4階横丁 イメージ・ロゴ

そのほか施設構成は、地下2階がスーパーマーケット ダイイチ、地下1階が食物販フロア、1階が物販・飲食フロア、2階が物販・サービスフロア。地下2階と地下1階の間の地下鉄すすきの駅との接続部分に待合スペース、1階に市電やバス等を利用する人のための屋内型交通待合広場、2・3階に屋外広場「COCONO TERRACE」を設ける。

スーパーマーケット 店舗イメージ
地下鉄すすきの駅接続部イメージ
2階物販店舗イメージ(左)、屋外広場イメージ・ロゴ(右)