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Googleアカウントが「パスキー」対応 パスワードを不要に

Googleは3日(米国時間)、Googleアカウントにおいて「パスキー(PassKey)」に対応した。日本のGoogle アカウントにおいても設定が確認できた。また、Google Workspaceのアカウントでも、近日中に管理者がユーザーのサインイン時にパスキーを有効にするオプションを選択可能にする。Googleでは「“パスワードのない未来”への大きな一歩」としている。

パスキーは、サイトやアプリごとに事前にデバイスを登録することで、顔認証や指紋認証などで簡単かつ安全にサインインできる仕組み。'22年9月にiOSとMac OS、同12月にChromeやAndroidでも対応するなど、Google、Apple、Microsoftなどが推進している。日本においても、ドコモやYahoo! Japan、メルカリなどで採用が進んでいる。

5月4日の「世界パスワードの日」にあわせて、Google アカウントでのパスキー対応を実現。ユーザーは、デバイスのロックを解除するのと同じ方法(指紋認証、顔認証、スクリーンロックPIN)でサインインできる。

Google アカウントにパスキーを追加すると、アカウントにログインするときやアカウント設定などで、パスキーの入力を求めるようになる。パスキー自体はローカルのコンピュータやスマホに保存され、画面ロックの生体認証やPINにより、個人を確認する。生体認証データは、Googleや第三者に共有されない。そのため、パスキーはフィッシングなどのオンライン攻撃にも強く、「SMSのワンタイムコードなどよりも安全」としている。

Google アカウントのサインインにパスキーを利用