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PayPay、キャンペーン参加に「本人確認」必須化 PayPayステップも変更

PayPayは、7月1日から「PayPayステップ」の達成条件の一部である支払い回数30回のカウント対象となる支払い金額を「300円以上」から「200円以上」に引き下げる。また今後キャンペーン参加などの条件として「本人確認」を必須化していく。

PayPayステップは、毎月の利用状況に応じてポイント還元を行なう優待プログラム。毎月、PayPay、PayPayカード、PayPayカード ゴールドで300円以上の支払いを30回以上行ない、かつPayPay、PayPayカード、PayPayカード ゴールドで合わせて10万円支払うと、通常の決済にプラス0.5%の特典を付与。PayPay残高払いで最大1.0%、PayPayあと払いとPayPayカードでは最大1.5%の還元を行なう。

従来この判定を「300円以上」の支払いとしていたが、「200円以上」に変更。これにより達成条件を緩和する。一方、付与ポイント数の計算方法は支払い金額×付与率(小数点以下切り捨て)から支払い金額200円ごと×付与率に変更される。

そのため、1,150円の支払いで付与率1%の場合、従来は11ポイント付与だったが、7月以降は10ポイントとなる。

また、6月1日からは、あと払い登録済みかつ「PayPayカード ゴールド」の利用者に付与していた「PayPayカード ゴールド」特典を「PayPayステップ」に統合。PayPayステップの付与率が条件達成で最大2%となる。

キャンペーン参加には「本人確認」を必須化

PayPayにおける「本人確認」も強化。今後「PayPayジャンボ」などのキャンペーンやPayPayクーポン、PayPayステップなどの特典の適用に本人確認を必須としていく方針。

6月15日からスタートする「PayPay本人確認ジャンボ」は、本人確認を実施したユーザーのみが対象となり、本人確認済で、対象のPayPay決済で支払した場合、4回に1回の確率で1等から3等のいずれかが当たる抽選を実施する。1等当選者は最大で決済金額の全額(100%)のPayPayポイントを付与する。付与上限は10万ポイント/回・期間で、詳細は後日発表する。

キャンペーンにおいては10月以降順次本人確認を必須化。その後、PayPayステップなどの定常的な特典も、本人確認を必須化する。

PayPayの本人確認は、マイナンバーカードや運転免許証のICチップを読み取ることにより、最短2分で申請可能で、最短当日に審査が完了する。本人確認を完了することで、銀行口座のPayPay残高へのチャージが可能になるほか、出金可能な「PayPayマネー」に対応する。また「PayPayあと払い」の利用額の上限もアップする。