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メルカリ、エコボックス1万個無料配布でリユース促進 愛媛と岡山

メルカリは、愛媛県および岡山県岡山市と共同で、家庭内で不要になったものを分別しておく「メルカリエコボックス」と梱包資材の配布による、リユース促進のための実証実験を開始した。日本財団との連携のもと行なわれる。

市民のリユース意識の定着と、サステナブルな行動変容を促す実証実験。家庭内で不要になってしまったものを分別しておく「メルカリエコボックス」計1万個と、「メルカリ」の発送に使える梱包資材計2万個を両自治体内で配布する。不要になったものを「捨てる」以外の選択肢を提案することで、市民にサステナブルな行動が定着することを目指す。

愛媛県および岡山市で配布する「メルカリエコボックス」と梱包資材のデザインは、瀬戸内海に面した瀬戸内4県(岡山県・広島県・香川県・愛媛県)と、日本財団による「瀬戸内オーシャンズX」の取り組みとして作成したもの。

今回の取り組みを通じて、自治体を越えた広域の連携体制のもと、閉鎖性海域である瀬戸内地域での海洋ごみ対策を進め、循環型社会を見据えた“瀬戸内モデル”を世界に発信していくと同時に、リユースをさらに推進することで、循環型社会の実現に貢献していく。

配布方法は、愛媛県庁や岡山市役所をはじめ、両自治体の公共施設やイベントなどで希望者に配布する。配布期間は4月26日からで、なくなり次第終了。

メルカリエコボックス
不要になったものを捨てずに分別しておく

メルカリグループが'22年5月30日に、愛知県蒲郡市と新潟県加茂市にメルカリエコボックスを各300個配布した実証実験では、74%が不要品を入れ、うち55%がリユースを実施した。こうした結果を受けて、さらに規模を拡大して今回の実証実験を行なう。