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電動アシスト自転車の売れ筋は「通勤」と「20インチ以下」

GfK Japanは、2022年度の電動アシスト自転車販売動向を発表した。数量では前年比3%減と微減だが、金額は前年比3%増とプラス成長を維持した。

販売動向は、全国のGMS、ホームセンターおよび家電量販店を基にしており、期間は2022年4月~2023年3月。

数量ベースでは、4~6月は前年比2%増と上回ったものの、為替の変動や原材料高騰のあおりを受け、6月から相次いで価格改定が実施されたことで7~9月以降はマイナス成長に転じた。特に10~12月期は、前年比11%減と大幅な減少が見られた。

価格改定により電動アシスト自転車の平均価格は前年から7%上昇し、107,084円(税別)となった。その結果、販売数量は前年を下回ったものの、販売金額は前年比3%増とプラス成長を維持。

タイプ別では、電動アシスト自転車で数量構成比51%を占めるホーム車(普段使いを主目的とした自転車)は、数量前年比1%増とほぼ前年並みだった。

次いで販売が多い子供乗せは、数量前年比6%減と低調で、数量構成比では22%となった。出生数が減少していることもあり、子供乗せの減少トレンドは今後も続くと考えられている。

一方、通勤・通学を主目的としたシティー車や、タイヤサイズ20インチ以下のミニサイクルは好調で、それぞれ数量前年比11%増、15%増の伸長を見せている。数量構成比ではシティー車が11%、ミニサイクルが10%を占めるに至った。通勤・通学における需要から、いずれもここ数年で販売数量は増加傾向にあり、今後のさらなる拡大が期待されるという。