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マイナカード、GW中は4桁の暗証番号が再設定不可 システム停止のため

ゴールデンウィークの期間中、市町村窓口におけるマイナンバーカードの電子証明書発行・更新業務が一時停止される。5月11日開始予定の、Androidスマートフォンでマイナンバーカードの電子証明書利用対応のためのシステム停止に伴うもので、期間は4月29日~5月7日。平日となる5月1日、2日も含まれる。

期間中、4桁の利用者証明用パスワードの入力を間違えてロックされてしまった場合、初期化(ロック解除)や再設定ができなくなるので、マイナンバーカードによる各種サービスを利用する場合は注意が必要。

市町村窓口で実施ができなくなる手続は下記の通り。

  • マイナンバーカードの電子証明書の新規発行・更新・失効
  • マイナンバーカードの氏名変更
  • 市区町村内での転居があった場合のマイナンバーカードの住所変更
    *転居届(住民票の住所変更)はできる
  • マイナンバーカードの暗証番号の初期化(ロックの解除)・再設定

期間中も、マイナンバーカードの申請や受取、市町村外からの転入時のマイナンバーカードの住所変更、暗証番号の変更、マイナンバーカード有効期間変更・特例期間延長(外国人の手続)は行なえる。なお、市町村外からの転入時は署名用電子証明書が失効するが、その再発行は期間中行なえない。

各種サービスは利用可能で、健康保険証としての利用や、コンビニ等での証明書自動交付サービス、マイナポイントの申し込み、マイナポータル及びe-Taxは通常どおり利用できる。

マイナンバーカードの電子証明書とは、希望者がマイナンバーカード交付時に設定した英数字6~16文字の「署名用電子証明書(署名用パスワード)」と、数字4桁の「利用者証明用電子証明書(利用者証明用パスワード)」のこと。有効期限は発行の日から5回目の誕生日まで。マイナンバーカードの有効期限は成人の場合10年だが、電子証明書の有効期限は約5年のため、定期的に更新の必要がある。

署名用パスワードは、利用者証明用パスワードが分かっていれば、全国のコンビニ店頭等で初期化・再設定が可能だが、利用者証明用パスワードはコンビニ等での再設定はできないため、ゴールデンウィーク中に利用者証明用パスワードがロックされてしまうと、5月8日までは解除ができない。