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アドビ、Premiere Proなど動画にもジェネレーティブAI

アドビは、ビデオ製品においてジェネレーティブAI(生成系AI)を全面的に導入すると発表した。2023年後半に、同社のジェネレーティブAI「Adobe Firefly」を使った「テキストによるカラー調整」、「カスタムサウンドや音楽の自動生成」などを導入する。

同社は15日から米国で開催されている「NAB」にあわせてビデオ製品のアップデートを紹介。映像編集ソフトの「Premiere Pro」に文章で動画編集などを5月以降に予定している。加えて、3月に発表したFireflyを使ったビデオ製品の機能強化も'23年後半からAdobe Premiere ProやAfter Effectsなどに搭載していく。

予定しているジェネレーティブAIによるビデオ編集機能は以下の通り。

ジェネレーティブAIによるビデオ編集機能
テキストによるカラー調整

収録済み動画の配色や時間帯、季節を変更したり、特定のトーンや感触を想起させるように瞬時にムードや設定を変える。「このシーンを暖かく、心地よい雰囲気に」といった簡単なプロンプトで、イメージしたものがすぐに完成形になる

高度な音楽とサウンドエフェクト

クリエイターは、仮トラックと本トラックの両方で、特定の感情やシーンを反映したロイヤルティフリーのカスタムサウンドや音楽を簡単に生成することができる

フォント、テキストエフェクト、グラフィック、ロゴ

クリエイターが簡単な文章を入力すると、数分で字幕、ロゴ、タイトルカードが生成され、カスタムアニメーションを追加できる

脚本解析およびBロール機能

脚本テキストをAIで解析し、ストーリーボードやプリビジュアライゼーションを自動生成するほか、ラフカットやファイナルカット用のBロールクリップを提案。プリプロダクション、プロダクション、ポストプロダクションのワークフローを加速する

クリエイティブガイド機能

ジェネレーティブAIによってパーソナライズ生成された「ハウツーガイド」により、ユーザーは新しいスキルを習得し、最初のビジョンから制作、編集までの過程を加速させることができる