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フラップ板も精算機もないコインパーキング NTTル・パルク

NTTル・パルクは、AIカメラによる動体検知・車番認証技術を活用した新しいコインパーキングシステム「NTTル・パルク スマートパーキング」の提供を、4月20日より開始する。従来型の駐車場で必要とされてきたフラップ板や精算機等の設備が不要となり、開設・運用コストを大幅に削減できる。

AIカメラとクラウドサーバーが、利用者の車のナンバー、入出庫時間、利用料金等をすべて管理し、決済はスマートフォンによるWeb決済を利用する。駐車場に設置が必要な機器はAIカメラのみとなり、従来型の駐車場で必要とされてきたフラップ板やセンサー、入出庫ゲート、精算機、駐車券発券機は、すべて不要になる。

AIカメラ
車番認証時の映像

そのため、駐車場開設時の機器設置コストを大幅に削減できる。また、精算機や駐車券発券機が不要であることから、集金やメンテナンスのコスト、紙幣・硬貨詰まり、用紙切れなどのトラブル対応コストも削減できる。

駐車時は、駐車場内に入ってきた車両をAIカメラが検知し、車両ナンバーを認証する。これにより、従来は地面に埋設していたループコイルセンサーが不要となる。また、車両が車室枠に一定時間停まるとその車室への駐車を記録するため、フラップ板等が不要となる。

利用イメージ

決済は、車両画像、車両番号、車室番号、入庫時間などの駐車情報の記録、保管をするクラウドサーバーと繋がった決済用Webサイトにて、クレジットカードやQRコード決済アプリなどにより行なえる。

Web決済のイメージ

コストについて同社の試算では、9車室の駐車場の場合、従来のコインパーキングと比べてイニシャルコストを4割、ランニングコストを5割削減できるとしている。提供条件や価格は導入者の要望により異なる。