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G-SHOCK、心拍計・MIP液晶で進化した角型“5600”登場
2023年4月12日 10:30
カシオ計算機は、「G-SHOCK」の新作として、伝統の角型デザインでスポーツモデルの特徴を兼ね備えた「G-SQUAD DW-H5600」を5月19日に発売する。価格は41,800円~44,000円。特別仕様のモデルも60,500円で発売する。
スポーツやアクティビティを計測・分析できる「G-SQUAD」シリーズながら、日常使いにも適したG-SHOCK伝統の角型デザインを採用したのが特徴。光学式心拍センサーやMIP液晶、USB充電、ソーラーアシスト充電など、最新のスポーツモデルの特徴を備える一方、型番には初代に連なる「DW」が与えられ、初代モデルやそれを継承する「5600」シリーズの正統進化とも位置づけている。
「DW-H5600」のアクティビティ関連の機能は、G-SQUAD最新モデルとして3月10日に発売された「GBD-H2000」をカジュアルにしたものとなり、光学式心拍センサーと加速度センサーの搭載は共通する一方で、「DW-H5600」はGPS非搭載、計測できるアクティビティを4種類に絞り込んでいる、といった違いがある。
心拍センサー搭載、ポラール分析も
裏蓋に光学式心拍センサーを搭載。歩数計測が可能な加速度センサーも搭載する。スマートフォンのアプリ・GPSと連携すれば高精度な距離計測も可能。
アクティビティの計測は、ランニング、ウォーキング、ジムワークアウト、インターバルトレーニングの4種類をサポートする。距離や速度、タイム、ペース、心拍数、消費カロリーの計測が可能。
ポラールとの提携による分析にも対応。ランニング時のVO2maxの算出、カーディオ(心肺)負荷、三大栄養素別に消費エネルギーを分析するエナジーグリッド、計測した負荷から睡眠でどれぐらい回復したかを計測するナイトリー リチャージといった指標・分析を確認できる。
さらに、歩行や静止を含め日々の活動を計測するライフログ、呼吸エクササイズ、血中酸素レベル計測にも対応する。詳細はスマートフォンアプリ「CASIO WATCHES」で確認できる。
伝統デザインに高精細MIP液晶
外観は伝統の角型デザインを踏襲、バッテリーの小型化と液晶デバイスのスリム化を行ない、光学式心拍センサーを搭載しながら装着性を意識した厚さに仕上げた。ケース幅は44.5mm、厚さは樹脂ベゼルが17.4mm、メタルベゼルが16.6mm。
柔らかいソフトウレタン製のバンドは、フィットさせやすいように細かい5mmピッチの穴で微調整しやすくしている。
ケース・ベゼル・バンドなど主な樹脂パーツには「バイオマスプラスチック」を採用。さらにケース素材はバイオマスベースのカーボンファイバー強化樹脂が初めて採用される。パッケージもリサイクル素材を使用したものになる。
ディスプレイは高精細なMIP液晶を採用。G-SHOCKのスポーツモデルを中心に採用実績のある液晶デバイスで、白黒を反転させたネガティブ表示でもくっきりと表示され視認性に優れるほか、ボタンで画面表示を切り替えて、各種の情報を表示可能。時刻表示の画面は、初代モデルからの伝統的な配置やイメージを継承している。
USB充電に対応
内蔵の充電池は専用USBケーブルで充電する。裏蓋の充電用端子に専用USBケーブル先端のクリップをはさんで充電する。フル充電の状態で、1日約1時間のアクティビティを行なった場合、約1週間駆動する。USB充電の時間は約3時間。
文字板の外周にソーラー発電パネルを搭載しており、「ソーラーアシスト充電」に対応する。心拍センサーなどの利用で電池残量が少なくなり、センサーの計測を停止する「LOW」モードに移行しても、時刻表示はソーラーアシスト充電のみで駆動できる。
樹脂製のスタンダードな「DW-H5600」が2色をラインナップ。カラーIP処理のメタルベゼルが装着された「DW-H5600MB」も2色をラインナップする。
耐衝撃性能で20気圧防水。スマートフォンアプリ「CASIO WATCHES」と連携できる。腕時計本体には日の出・日の入時刻と月齢表示、ワールドタイム、ストップウォッチ、タイマー、時刻アラーム、、フルオートLEDライトの機能を備える。バイブレーション機能、機内モードを搭載。
大きさ・重さは「DW-H5600」が51.1×44.5×17.4mm、59g。メタルベゼルの「DW-H5600MB」が51.1×44.5×16.6mm、65g。