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仙台 電力ビル跡地に35階建・高さ180mの複合施設

仙台市は、電力ビル、明治安田生命仙台一番町ビル等の敷地で計画している再開発事業について、事業計画書(案)を公表した。

「(仮称)一番町三丁目七番地区第一種市街地再開発事業」として進められている計画で、所在地は仙台市青葉区一番町三丁目7番地内。JR仙台駅から西に約800mの位置で、そのほか東側200mに仙台市地下鉄南北線 広瀬通駅、南西側300mに同地下鉄東西線 青葉通一番町駅がある。また、北側は広瀬通、東側は東二番丁通りに面している。

南街区と北街区で構成され、規模は、南街区が敷地面積約7,740m2、延べ面積約118,000m2、地上35階、最高高さ約180m、北街区が敷地面積約3,500m2、延べ面積約54,000m2、地上24階、最高高さ約135m。両街区ともオフィス、商業、駐車場が入るほか、南街区はホール、北街区は宿泊施設が計画されている。

計画配置図(断面)

事業の目的は、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の増進。老朽化したビルや小規模建物の建替え、業務機能の集積による土地の高度利用を図る。また、電力ビル前バス停、広瀬通駅と都市計画道路東一番丁線(アーケード)に近接した立地特性を活かした、交通結節空間、歩行者空間拡充といった都市基盤、広場、ホール、宿泊施設、高機能オフィスといった都市機能の整備による、都市再生への貢献を目指す。

北街区および南街区の一部は2026年の着工、南街区のその他は2031年の着工予定。供用は北街区から、2029年より順次。

仙台市では事業計画書(案)について環境の保全および創造の見地からの意見を、5月8日まで募集している。